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7日前

Höchsmannらは、 臨床的に意義のある血球減少を伴う中等症再生不良性貧血 (AA) を対象に、 1次治療としてのシクロスポリンA (CSA) へのエルトロンボパグ追加 (以下、 エルトロンボパグ + CSA) をCSAへのプラセボ追加 (以下、 プラセボ + CSA) と比較する無作為化比較試験EMAAを実施した。 その結果、 24週時の全奏効率 (ORR) は、 プラセボ + CSA群と比べて、 エルトロンボパグ + CSA群で有意に高く、 CSAへのエルトロンボパグ追加によるORR改善が示された。 試験結果はBlood誌に発表された。
プラセボ + CSA群で24週時点にCR未達の患者にはエルトロンボパグが追加されたため、 治療成功生存期間 (FFS) などの長期的な群間差を純粋に比較することが困難です。
📖【Am J Hematol】重症再生不良性貧血、 標準IST+エルトロンボパグでCR改善
エルトロンボパグとウマ抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン (hATG) およびシクロスポリンA (CSA) の併用療法は、 造血幹細胞移植の適応とならない重症AAに対する標準治療である。一方、 中等症AAの至適治療については一定の見解が得られていない。
そこで本試験では、 治療を要する血球減少を伴う中等症AA患者を対象に、 1次治療としてCSAへのエルトロンボパグ追加をプラセボ追加と比較した。
本試験は、 研究者主導の多施設共同二重盲検第Ⅲ相無作為化比較試験である。 対象は臨床的に意義のある血球減少を伴う中等症AA患者で、 1次治療として以下の2群に無作為化された。
主要評価項目は24週時の部分奏効 (PR) と完全奏効 (CR)を含む全奏効率 (ORR) であった。 副次評価項目は再発率と治療成功生存期間 (FFS) であり、 主要評価項目は24週時に奏効評価が可能であった75例で解析された。
24週時の奏効評価と盲検解除の後、 プラセボ群のうちCRに至らなかった患者は、 CSAを継続したうえでエルトロンボパグの追加投与に切り替えられた。
主要評価項目である24週時のORRは、 プラセボ + CSA群の42.5% (95%CI 28.5-57.8%)に対して、 エルトロンボパグ + CSA群では71.4% (95%CI 54.8-83.8%) と有意に高かった (p=0.011、 Fisherの正確検定)。
盲検解除後にエルトロンボパグ + CSAに切り替えられた群では、 48週までのORRが73.5%に達した (p=0.009、 McNemar検定)。
再発率とFFSについては、 両群間に有意差は認められなかった。 エルトロンボパグの忍容性は良好で、 新規の安全性の懸念は認められなかった。
著者らは、 「中等症AAの1次治療としてCSAにエルトロンボパグを追加することで、 24週時の3系統の血液学的奏効が有意に改善したほか、 24週間のCSA単剤治療でCRが得られなかった患者への追加投与でもORRが有意に改善した」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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