海外ジャーナルクラブ
2日前
Liらは、 収縮期血圧 (SBP) が高く心血管疾患リスクのある50歳以上の2型糖尿病患者を対象に非盲検評価者盲検無作為化比較試験BPROADを実施し、 SBPコントロールの効果的な目標値を評価した。 主要評価項目は、 非致命的脳卒中、 非致命的心筋梗塞、 心不全の治療または入院、 心血管系の原因による死亡の複合 (MACE) とした。 その結果、 追跡期間中央値4.21年の間に、 MACEはSBP 120mmHg未満を目標とする積極的治療群 (6,414例) では1.65件/100人年、 SBP 140mmHg未満を目標とする標準治療群 (6,407例) では2.09件/100人年に認められた (ハザード比0.79、 95%CI 0.69~0.90、 P<0.001)。
Intensive Blood-Pressure Control in Patients with Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2024 Nov 16. Online ahead of print. PMID: 39555827
強いimpactのある研究成果です。 サブ解析を見ますと80歳以下の患者群でintensive管理の有効性が示唆されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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