HOKUTO編集部
1年前
未治療の進行性または転移性の淡明細胞型腎細胞癌において、 免疫チェックポイント阻害剤のイピリムマブ (抗CTLA-4抗体)とニボルマブ (抗PD-1抗体) の併用療法は、 スニチニブに対する有益性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
上記を4コース終了後以下のいずれかを選択
未治療の進行性または転移性の淡明細胞型腎細胞癌
International Metastatic RCC Database Consortium (IMDC) のリスクスコアにより、 favorable、 intermediate、 poorリスクのサブグループに分類
イピリムマブ (1mg/kg) 静脈内投与+ニボルマブ (3mg/kg) 静脈内投与を3週間ごとに4回実施。 その後、 1,096例を以下の2群に1:1で割り付けた。
Intermediate/Poorリスク患者
HR 0.66 (95%CI 0.54-0.80)、 p<0.0001
全患者
HR 0.71 (95%CI 0.59-0.86)、 p<0.01
Intermediate/Poorリスク患者
HR 0.77 (95%CI 0.65-0.90)、 p<0.01
全患者
HR 0.85 (95%CI 0.73-0.98)、p=0.03
イピリムマブ+ニボルマブ群では各リスク群で同等であったが、 スニチニブ群では予後不良患者でORRは低かった。
Intermediate/Poorリスク患者
p<0.01
全患者
p=0.02
未治療の進行性または転移性の淡明細胞型腎細胞癌の一次治療において、 イピリムマブとニボルマブの併用療法はスニチニブに対し有益であることが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。