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203日前

【軽症急性虫垂炎】保存加療、 抗生物質投与の優越性認められず (Br J Surg)

Salminen Pらは, 軽症急性虫垂炎患者66名を対象に, 抗生物質投与による治療の有効性を検討する二重盲検プラセボ対照試験を実施 (APPACⅢ試験). 10日以内の退院率は抗生物質投与群, プラセボ群の間に統計的な有意差がなかったと報告した. 本研究はBr J Surg誌において報告された.

研究デザイン

対象と割り付け

  • 対象は、 CTで確認された合併症のない急性虫垂炎の成人患者66名.
  • 以下の2群に割り付けを行った.
  1. 抗生物質投与 35名 (エルタペネム静注後、LVFXおよびMNZ経口投与)
  2. プラセボ群 31名

評価項目

  • 主要アウトカムは、 治療成功率 (10日以内に虫垂切除術を行わずに退院できる治癒).
  • 副次的アウトカムは、 疼痛スコア, 合併症, 入院期間, 職場復帰.

研究結果

  • 10日間の治療成功率は統計的な有意差が認められなかった.
  • プラセボが87% (95CI 75~99)
  • 抗生物質が97% (95CI 92~100)
  • 副次的アウトカムも同様の結果となった.

原著

Salminen P, et al. Antibiotics versus placebo in adults with CT-confirmed uncomplicated acute appendicitis (APPAC III) : randomized double-blind superiority trial. Br J Surg. 2022 Apr 6;znac086. doi: 10.1093/bjs/znac086. PMID: 35381080

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最終更新:2022年5月13日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人
2022/5/14追記…インフォグラフィックスの治療成功率記載に誤りがあり修正いたしました.
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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