【JAMA Netw Open】高齢者の不適切な薬物使用、20年でさらに増加傾向に
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海外ジャーナルクラブ

11ヶ月前

【JAMA Netw Open】高齢者の不適切な薬物使用、20年でさらに増加傾向に

【JAMA Netw Open】高齢者の不適切な薬物使用、20年でさらに増加傾向に
Tianらは、 全世界の高齢者における不適切な薬物使用 (PIM) についてメタ解析で検討。 その結果、 PIM処方率は低所得地域で最も高く、 過去20年間でますます増加傾向にあることが明らかとなった。 本研究はJAMA Netw Open誌において発表された。

📘原著論文

Prevalence of Use of Potentially Inappropriate Medications Among Older Adults Worldwide: A Systematic Review and Meta-Analysis. JAMA Netw Open. 2023 Aug 1;6(8):e2326910. PMID: 37531105

👨‍⚕️監修医師のコメント

不適切な薬物使用 (Potentially Inappropriate Medications:PIM) の定義が気になります。 STOPP/START criteria ver2では114のクライテリアがあるようです。 左室収縮能が保たれた心不全にジゴキシン投与など細かく規定されています。


研究デザイン

対象

外来診療における高齢者のPIM処方率を報告した観察研究を対象とした (1990年1月1日~2022年11月21日の発表)。

データソース:PubMed、 Embase、 Web of Science

方法

メタ解析により、PIM処方率の時間的傾向および地域差、経済所得水準差を調査した。

研究結果

推定PIM処方率

プール解析の結果、 PIM処方率は世界全体で36.7%と推定された。  PIM処方率は、 高齢患者において過去20年間で上昇傾向にあった。

地域別のPIM処方率

アフリカのPIM処方率が最も高く (47.0%)、 次いで南米 (46.9%)、 アジア (37.2%)、 ヨーロッパ (35.0%)、 北米 (29.0%)、 オセアニア (23.6%) の順であった。

経済所得との関係

低所得地域でPIM処方率は最も高かった。

結果

PIM処方率は、 地域や経済所得水準により顕著な差があることを示唆された。 過去20年間でのPIM処方率の上昇傾向には注視すべきである。

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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