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7ヶ月前
このたび、 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授の勝俣 範之先生にご監修いただき、 婦人科レジメンの公開を開始いたしました。
- TC±Bmab+Pembrolizumab - TP+Bmab
- TP±Bmab+Pembrolizumab - Cemiplimab
- DTX - Lenvatinib+Pembrolizumab
- TC - dose-dense TC -weekly TC
- DC - Niraparib - Olaparib - Paclitaxel
- Olaparib+Bmab - Nogitecan+Bmab
- Oral Etoposide - Gemcitabine
- GEM+CBDCA+Bmab followed by Bmab
- PLD+CBDCA+Bmab followed by Bmab
子宮頸癌、子宮体癌、 卵巣癌に関する「レジメン使い分け」、 「副作用マネジメント」、 「高齢者など特定症例における上手な使い方」 、 勝俣 範之先生に聞きたい臨床疑問を募集中です。
電子添文、 KEYNOTE-775試験プロトコル
<KEYNOTE-775試験プロトコル例>
プラチナ製剤を含む化学療法歴のある切除不能な進行・再発の子宮体癌患者
<KEYNOTE-775試験>
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
- 貧血 26.1% (6.2%)
- 好中球数減少 7.4% (1.7%)
- 下痢 54.2% (7.6%)
- 悪心 49.5% (3.4%)
- 食欲低下 44.8% (7.9%)
- 嘔吐 36.7% (2.7%)
- 体重減少 34.0% (10.3%)
- 倦怠感 33.0% (5.2%)
- 便秘 25.9% (0.7%)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
- 高血圧 64.0% (37.9%)・・・以下略
Lenvatinib+Pembrolizumabとは
進行子宮体癌の二次療法 (プラチナ前投与歴のある) で、 化学療法と比較して、 OS (全生存期間) で優り、 承認されたレジメンです [KEYNOTE-775試験]。 子宮体癌に対しては、 初めての免疫チェックポイント阻害剤の承認となりました。
dMMR (MSI-high) に、 レンバチニブの追加が必要になるか
MSI-high腫瘍に対しては、 ペムブロリズマブ単剤でも高い奏効率(53%)が得られますが、 KEYNOTE-775試験では、 dMMR, pMMR (MSI-stable) の両者に奏効が認められています。 dMMRに、 ベネフィットが高い傾向がありました (HR=0.37、 95%CI 0.22-0.62) ので、 レンバチニブの投与のリスクが少ない患者 (血栓の既往、 重症脳、 心疾患の合併症などがない) の場合には、 レンバチニブ追加も考慮すべきだと思います。
これまでHOKUTOはオンコロジー領域に注力してまいりましたが、 今年は微力ながら婦人科疾患診療もサポートできれば幸いです。 今後もHOKUTOをよろしくお願いいたします。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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