【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
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7ヶ月前

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
このたび、 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授の勝俣 範之先生にご監修いただき、 婦人科レジメンの公開を開始いたしました。

婦人科レジメンの監修医師

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
富山医科薬科卒。 ハーバード大学公衆衛生院、 国立がん研究センター中央病院 乳腺科・腫瘍内科外来医長などを経て、 2011年から現職。 専門領域は内科腫瘍学全般、 化学療法の支持療法、 原発不明がん、 婦人科がん、 乳がん、 EBM、 がん患者とのコミニケーション、 がんサバイバー支援など

全31種類の婦人科レジメン掲載

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」

子宮頸癌

- CDDP+RT療法  - TC (PTX+CBDCA)

- TC±Bmab+Pembrolizumab  - TP+Bmab

- TP±Bmab+Pembrolizumab  - Cemiplimab

子宮体癌

- TC (PTX+CBDCA)  - DXR+CDDP

- DTX  - Lenvatinib+Pembrolizumab

卵巣癌

- TC - dose-dense TC  -weekly TC

- DC - Niraparib - Olaparib - Paclitaxel

- Olaparib+Bmab - Nogitecan+Bmab 

- Nogitecan - weekly PTX+Bmab

- Oral Etoposide - Gemcitabine

- PLD - PLD+Bmab - CPT-11

- GEM+CBDCA+Bmab followed by Bmab

- PLD+CBDCA+Bmab followed by Bmab

💬レジメンご要望入稿フォームはこちら

子宮頸癌、子宮体癌、 卵巣癌に関する「レジメン使い分け」、 「副作用マネジメント」、 「高齢者など特定症例における上手な使い方」 、 勝俣 範之先生に聞きたい臨床疑問を募集中です。


レジメン機能の5つの特徴

❶ アプリで見やすいスケジュール表

電子添文、 KEYNOTE-775試験プロトコル

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
レンビマ®電子添文 (2024年2月改訂 第5版)およびキイトルーダ®電子添文 (2024年1月改訂 第17版) より作図

❷ 適正使用情報やDIにいつでもアクセス

- レンビマ® (添付文書 / 適正使用情報*)

  *エーザイ株式会社の外部サイトへ遷移します

- キイトルーダ® (添付文書/適正使用情報*)

 *MSD製薬の外部サイトへ遷移します

❸ 開始基準や各プロトコルも掲載

<KEYNOTE-775試験プロトコル例>

プラチナ製剤を含む化学療法歴のある切除不能な進行・再発の子宮体癌患者

【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
N Engl J Med. 2022 Feb 3;386(5):437-448.より作図

❹ 有害事象や有効性まとめも簡潔に

<KEYNOTE-775試験>

主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)

- 貧血 26.1% (6.2%)

- 好中球数減少 7.4% (1.7%)

- 下痢 54.2% (7.6%)

- 悪心 49.5% (3.4%)

- 食欲低下 44.8% (7.9%)

- 嘔吐 36.7% (2.7%)

- 体重減少 34.0% (10.3%)

- 倦怠感 33.0% (5.2%)

- 便秘 25.9% (0.7%)

注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)

- 高血圧 64.0% (37.9%)・・・以下略

❺ 専門医によるワンポイント解説

Lenvatinib+Pembrolizumabとは

進行子宮体癌の二次療法 (プラチナ前投与歴のある) で、 化学療法と比較して、 OS (全生存期間) で優り、 承認されたレジメンです [KEYNOTE-775試験]。 子宮体癌に対しては、 初めての免疫チェックポイント阻害剤の承認となりました。

KEYNOTE-775試験 OSのKaplan-Meier曲線
【お知らせ】婦人科レジメン順次公開! 「勝俣 範之先生 (武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)」
レンビマ®電子添文 (2024年2月改訂 第5版) より引用

dMMR (MSI-high) に、 レンバチニブの追加が必要になるか

MSI-high腫瘍に対しては、 ペムブロリズマブ単剤でも高い奏効率(53%)が得られますが、 KEYNOTE-775試験では、 dMMR, pMMR (MSI-stable) の両者に奏効が認められています。 dMMRに、 ベネフィットが高い傾向がありました (HR=0.37、 95%CI 0.22-0.62) ので、 レンバチニブの投与のリスクが少ない患者 (血栓の既往、 重症脳、 心疾患の合併症などがない) の場合には、 レンバチニブ追加も考慮すべきだと思います。

これまでHOKUTOはオンコロジー領域に注力してまいりましたが、 今年は微力ながら婦人科疾患診療もサポートできれば幸いです。 今後もHOKUTOをよろしくお願いいたします。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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