Saleemらは､ レナリドミドによる二次原発悪性腫瘍 (SPM) の発生リスクをシステマティックレビューとメタ解析によって検討。その結果､ レナリドミドによるSPMは､ 多発性骨髄腫の患者にのみ発生することが示唆された。本研究は､ Lancet Haematol誌において発表された。

📘原著論文

Second primary malignancies in patients with haematological cancers treated with lenalidomide: a systematic review and meta-analysis. Lancet Haematol. 2022 Oct 27;S2352-3026(22)00289-7.PMID: 36354020

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

レナリドミドによるSPMのシステマティックレビューとメタ解析を行い､ その後疾患毎にさらに解析を進めて､ 多発性骨髄腫の患者にのみ発生することが示唆された興味深い解析です。他の領域でも同様の手法でimpactの強い結果が得られるかもしれません。

🔢関連コンテンツ

R-ISS

多発性骨髄腫の改訂国際病期分類

SLiM-CRAB

多発性骨髄腫の診断基準

ISS

多発性骨髄腫の国際病期分類