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8日前

Tangらは、 中等症~重症の尋常性乾癬の成人を対象に、 生物学的製剤が抑うつ症状および不安症状に及ぼす効果を、 無作為化比較試験と前向き比較コホート研究のシステマティックレビューおよびネットワークメタ解析で検討した。 その結果、 作用機序別では全ての生物学的製剤クラスがプラセボに比べて抑うつ症状および不安症状を有意に改善し、 抑うつ症状に対してはIL-12/23阻害薬の効果の推定値が最大であった。 研究結果はBr J Dermatol誌に発表された。
特に不安症状や薬物血中濃度の解析ではネットワークメタ解析の比較データが少なく、 局所的不一致性を十分に評価できず、 治療順位の信頼性には限界があります。
🔢 PASI スコア
中等症~重症の乾癬では多くの生物学的製剤が広く使われているが、 不安症状および抑うつ症状の改善効果を比較したデータは乏しい。 本研究は、 生物学的製剤が抑うつ症状および不安症状に及ぼす効果をシステマティックレビューおよびネットワークメタ解析で評価し、 比較した。
中等症~重症乾癬の成人を対象とした無作為化比較試験と前向き比較コホート研究を組み入れ、 ネットワークメタ解析を作用機序別および薬剤別に行い、 非整合性、 感度分析、 バイアスリスク、 エビデンスの確実性を評価した。 あわせて皮膚症状の改善と心理症状の改善の関連と、 臨床的に解釈可能な心理的アウトカムを要約した。 効果は標準化平均差 (SMD) で示された。
8件の研究 (計4,319例) が解析に組み入れられた。 作用機序別では、 全ての生物学的製剤クラスがプラセボに比べて抑うつ症状および不安症状を有意に改善することが示された。
抑うつ症状に対しては、 IL-12/23阻害薬の効果の推定値が最大であった (SMD 0.677, 95%CI 0.473–0.881)。 不安症状に対しては、 IL-23阻害薬 (SMD 0.457, 95%CI 0.304–0.610) とIL-12/23阻害薬 (SMD 0.457, 95%CI 0.335–0.579) の推定値がともに0.457で同程度であることが示された。
薬剤別では複数の薬剤で有益性が示されたが、 比較ネットワークを構成するデータが少なく、 エビデンスの確実性も高~低と幅があったため、 薬剤間の順位付けには不確実性が残った。
各研究内の解析と探索的な比較レベルの解析では、 心理症状の改善はおおむね皮膚症状の改善に伴い認められたが、 両者は厳密には比例していなかった。
著者らは、 「生物学的製剤は中等症~重症乾癬における抑うつ症状および不安症状の短期的な改善と関連していた。 この結果は、 メンタルヘルスの改善が全般的な治療効果を構成する重要な要素であることを支持するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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