臨床試験データベース
11ヶ月前
非ステロイド性アロマターゼ阻害剤による前治療で増悪したエストロゲン受容体 (ER) 陽性HER2陰性で閉経後の進行乳癌患者において、 エベロリムス+エキセメスタンの併用療法の効果を、 プラセボ+エキセメスタンを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験BOLERO-2の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果 (PFS)
▼追跡結果 (OS)
非ステロイド性アロマターゼ阻害剤による前治療 (術後療法または/かつ進行乳癌に対する治療) で増悪したER陽性HER2陰性で閉経後の進行乳癌患者
724例を以下の2群に2:1で割り付けた。
主要評価項目:PFS
副次評価項目:全生存期間 (OS) 、 奏効率 (ORR) 、 臨床的有用率 (CBR) 、 安全性
HR 0.45 (95%CI 0.38-0.54)、 p<0.0001
HR 0.89 (95%CI 0.73-1.10)、 p=0.1426
重篤なAE (Grade3、 4) の発現率
非ステロイド性アロマターゼ阻害剤による前治療で増悪したER陽性HER2陰性で閉経後の進行乳癌患者において、 エベロリムス+エキセメスタン併用療法は、 プラセボ+エキセメスタンと比べて、 PFSを有意に延長させるが、 OSの改善は認めなかった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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