著者

HOKUTO編集部

116日前

釣り針が抜けない:ERマニュアルではマイナーエマージェンシーにも随時対応します


本コンテンツはERマニュアルより抜粋. 随時マイナーエマージェンシーにも対応致します. コンテンツのご要望ぜひコメント下さい!

ポイント

  1. 返しがあり、引っ張るだけでは抜けない!
  2. 無理に引き抜くと、 組織障害を伴う!
  3. 針形状返し有無刺入部で除去術を選択!

準備と治療方針

  • ルアーや重しなど針に付く余分な物を除去.
  • 疼痛が強ければ局所麻酔指神経ブロック.

返しがない場合

  • 単純に引き抜けば良い.

返しがある場合

  • 返しが皮膚表面近傍 →①Push-through法
  • 単一の返しである  → ②String-yank法
  • 上記がいずれも難しい→③Needle法

① Push-through法

一旦貫通させて返しの部分を切断する方法

  1. 釣り針の近傍に局所麻酔、 もしくは指神経ブロックを行い痛みをとる.
  2. より深く刺して釣り針を貫通させる.
  3. 返し部分を切断する(飛散防止で目を保護).
  4. 根本を逆方向に引き抜き除去する.

② String-yank法

圧迫して糸で引く方法

  1. タコ糸程度のしっかりした糸を針および施行者の指に引っかける.
  2. 針を皮膚面に向かって押さえる.
  3. 糸を一気に引きぬく.
昔から漁師によく使われる手法である. なお、 糸はギューとゆっくり引くのではなく、 クックッと断続的に勢いをつけて引いたほうが成功しやすい.

③ Needle法

返しを注射針でカバーする方法

  1. 釣り針の近傍に局所麻酔、 もしくは指神経ブロックを行い痛みをとる.
  2. 18Gなどの太めの針で返しをカバーする.
  3. 皮膚から針と釣り針を同時に抜く.


最終更新:2022年3月4日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人


こちらの記事の監修医師
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聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

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