HOKUTO通信
4ヶ月前
宮崎県内の市民病院で2015年3月、 腹腔鏡手術を執行した医師が、 本来摘出する必要のない健康な臓器を摘出していたことが発表された。 市民病院は「患者の意向」 として、 患者の性別や摘出した部位は明らかにしていない。
市民病院によると、 患者は当時30代。 市は患者に謝罪し、 1200万円を支払い和解する。医師が患者のカルテを確認せず、 摘出部位を思い込んだまま執刀していたことが原因だという。
病院側は患者の今後の治療費や定期健診費なども負担するという。市民病院は手術する部位の確認回数を増やすなどして再発防止に取り組んでいる。
なお、 日本医療機能評価機構の専門協議会は2005年、 誤認手術の防止に向けた5つの手順を提言している。
1 病棟での手術出し前の確認
2 リストバンド
3 マーキング
4 タイムアウトの実施
5 コミュニケーション
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。