海外ジャーナルクラブ
17日前

Rosenstockらは、 基礎インスリン使用中の2型糖尿病成人患者を対象に、 アミリン受容体作動薬cagrilintideおよびセマグルチドの配合剤 (CagriSema) の有効性および安全性を、 第Ⅲa相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験REIMAGINE 3で評価した。 その結果、CagriSema追加によりHbA1cは40週時までに有意に改善し、 体重減少を伴う一方で、 低血糖リスクの増加は認められなかった。 本研究はLancet誌に発表された。
空腹時血糖の目標値は米国糖尿病学会 (ADA) の推奨に基づいて設定されましたが、 他のbasal insulin treat-to-target試験で用いられているようなより低い目標値を採用していれば、 HbA1cはさらに改善した可能性があります。
📖肥満合併2型糖尿病、 CagriSemaが体重・HbA1cを大幅改善 : REDEFINE 2
2型糖尿病に対する基礎インスリン療法では、 血糖コントロールが不十分となることが多く、 体重増加および低血糖リスクの増加を伴う。
そこでREIMAGINE 3試験では、 2型糖尿病患者において、 基礎インスリンへのCagriSema追加の有効性および安全性を評価した。
6ヵ国 (米国、 中国、 日本、 セルビア、 スロバキア、 南アフリカ) の46施設で実施された第Ⅲa相二重盲検無作為化比較試験REIMAGINE 3において、 メトホルミン併用の有無を問わず1日1回の基礎インスリンを安定して使用中で、 HbA1cが7.0~10.5%の2型糖尿病成人患者274例が、 以下の4群に2 : 2 : 1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目はベースライン時から40週時までのHbA1cの平均変化量、 副次評価項目は体重変化量、 低血糖を含む安全性などであった。
ベースライン時における対象患者の平均HbA1cは8.8% (標準偏差 1.0%) であり、 男性が58%、 女性が42%であった。
ベースライン時から40週時までのHbA1cの平均変化量は、 CagriSema 2.4mg群が-2.33%㌽、 1.0mg群が-2.10%㌽であり、 プラセボ群の-0.66%㌽と比べて有意に大きかった。
CagriSema投与群では体重も約10~12%減少した。
有害事象 (AE) は、 CagriSema 2.4mg群の80%、 1.0mg群の71%、 プラセボ群の71%で認められ、 その大半は軽度~中等度の消化器障害であった。
重症低血糖は報告されなかった。 CagriSema 1.0mg群で死亡が1例報告されたものの、 治療関連ではなく、 悪性腫瘍によるものであった。
著者らは、 「基礎インスリン使用中の2型糖尿病において、 CagriSema追加により有意なHbA1c低下を示した。 体重減少を伴う一方で、 低血糖リスクの増加は認められなかった。 これらの結果は、 基礎インスリンへのCagriSema追加が、 血糖コントロールを改善する治療選択肢となる可能性を支持するものであった」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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