【Lancet】配合剤CagriSema、 2型DMでHbA1c低下かつ体重減少
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海外ジャーナルクラブ

17日前

【Lancet】配合剤CagriSema、 2型DMでHbA1c低下かつ体重減少

【Lancet】配合剤CagriSema、 2型DMでHbA1c低下かつ体重減少
Rosenstockらは、 基礎インスリン使用中の2型糖尿病成人患者を対象に、 アミリン受容体作動薬cagrilintideおよびセマグルチドの配合剤 (CagriSema) の有効性および安全性を、 第Ⅲa相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験REIMAGINE 3で評価した。 その結果、CagriSema追加によりHbA1cは40週時までに有意に改善し、 体重減少を伴う一方で、 低血糖リスクの増加は認められなかった。 本研究はLancet誌に発表された。

📘原著論文

Cagrilintide-semaglutide (CagriSema) as an add-on to basal insulin in adults with type 2 diabetes (REIMAGINE 3): a randomised, double-blind, placebo-controlled, multicentre, phase 3 study. Lancet. 2026 Jun 7; Online ahead of print. PMID: 42251856

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

空腹時血糖の目標値は米国糖尿病学会 (ADA) の推奨に基づいて設定されましたが、 他のbasal insulin treat-to-target試験で用いられているようなより低い目標値を採用していれば、 HbA1cはさらに改善した可能性があります。

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背景

基礎インスリン療法では血糖コントロール不十分・体重増加・低血糖リスクが課題

2型糖尿病に対する基礎インスリン療法では、 血糖コントロールが不十分となることが多く、 体重増加および低血糖リスクの増加を伴う。

そこでREIMAGINE 3試験では、 2型糖尿病患者において、 基礎インスリンへのCagriSema追加の有効性および安全性を評価した。

研究デザイン

基礎インスリン使用中の2型糖尿病患者を対象にCagriSema vs プラセボを評価

6ヵ国 (米国、 中国、 日本、 セルビア、 スロバキア、 南アフリカ) の46施設で実施された第Ⅲa相二重盲検無作為化比較試験REIMAGINE 3において、 メトホルミン併用の有無を問わず1日1回の基礎インスリンを安定して使用中で、 HbA1cが7.0~10.5%の2型糖尿病成人患者274例が、 以下の4群に2 : 2 : 1 : 1で無作為に割り付けられた。

  • CagriSema 2.4mg群 : 90例
cagrilintide 2.4mg+セマグルチド 2.4mgを週1回皮下注
  • CagriSema 1.0mg群 : 93例
cagrilintide 1.0mg+セマグルチド 1.0mgを週1回皮下注
  • プラセボ群 (2群を統合) : 91例
用量を対応させたプラセボを週1回皮下注

主要評価項目はベースライン時から40週時までのHbA1cの平均変化量、 副次評価項目は体重変化量、 低血糖を含む安全性などであった。

結果

CagriSema群でHbA1cが有意に低下、 体重も減少

ベースライン時における対象患者の平均HbA1cは8.8% (標準偏差 1.0%) であり、 男性が58%、 女性が42%であった。

ベースライン時から40週時までのHbA1cの平均変化量は、 CagriSema 2.4mg群が-2.33%㌽、 1.0mg群が-2.10%㌽であり、 プラセボ群の-0.66%㌽と比べて有意に大きかった。

  • 2.4mg群の推定治療差 : -1.68%㌽ (95%CI -1.95~-1.41%㌽)、 p<0.0001
  • 1.0mg群の推定治療差 : -1.44%㌽ (95%CI -1.71~-1.17%㌽)、 p<0.0001

CagriSema投与群では体重も約10~12%減少した。

AEは主に軽度~中等度の消化器障害、 重症低血糖は報告されず

有害事象 (AE) は、 CagriSema 2.4mg群の80%、 1.0mg群の71%、 プラセボ群の71%で認められ、 その大半は軽度~中等度の消化器障害であった。

重症低血糖は報告されなかった。 CagriSema 1.0mg群で死亡が1例報告されたものの、 治療関連ではなく、 悪性腫瘍によるものであった。

結論

CagriSema追加が血糖コントロール改善の治療選択肢となる可能性

著者らは、 「基礎インスリン使用中の2型糖尿病において、 CagriSema追加により有意なHbA1c低下を示した。 体重減少を伴う一方で、 低血糖リスクの増加は認められなかった。 これらの結果は、 基礎インスリンへのCagriSema追加が、 血糖コントロールを改善する治療選択肢となる可能性を支持するものであった」と報告している。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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