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9時間前

Bodeらは、 一般集団の成人を対象に嗅覚障害とうつ病の関連をシステマティックレビュー・メタ解析で検討した。 その結果、 主観的嗅覚障害 (SOI) はうつ病と統合解析で関連し、 客観的嗅覚障害 (OOI) は高齢者や嗅覚脱失例で関連が認められた。 結果はJAMA Otolaryngol Head Neck Surg.誌において発表された。
バイアスリスク評価では平均NOSスコアは6.9点と高品質基準をわずかに下回りましたが、 高品質・低品質研究間で結果に差は認められませんでした。
うつ病と嗅覚障害はいずれも高齢者に多く、 QOLの低下・認知機能低下・死亡リスク上昇と関連することが知られている。 一方で一般集団における両者の関連の大きさは十分に定量化されておらず、 関連に影響する因子も十分に明らかでない。
PubMed・Embase・EBSCOhost・Web of Scienceを、 各データベースの開始時点から2024年7月11日まで言語制限なしで検索。 OOIまたはSOIとうつ病を評価した、 地域住民ベースの横断研究または縦断研究を対象とした。 報告はPRISMA声明に準拠、 バイアスリスクはNewcastle-Ottawa Scaleで評価した。 OOI・SOIそれぞれにランダム効果モデルでメタ解析を行い、 OOIまたはSOIとうつ病との関連について、 オッズ比 (OR) および95%信頼区間 (CI) を評価した。
計23研究、 17の独立コホート由来の計18万7,056例が解析対象となり、 平均年齢は63.6歳、 女性63%であった。
SOIを評価した7研究の統合解析で、 SOIはうつ病と関連した (OR 1.56 [95%CI 1.19-2.05]、 I²=79%)。 この関連はバイアスリスクの低い研究でも保たれ (OR 1.71 [同 1.18-2.46])、 年齢層を問わず、 主観的・客観的いずれのうつ病評価でも認められた。
OOIについては、 11研究の統合解析で、 客観的評価によるうつ病と関連した (OR 1.26 [95%CI 1.02-1.56]、 I²=53%)。 この関連は出版バイアス調整後に減弱したが (OR 1.12 [同 0.87-1.44])、 65歳以上の高齢者および嗅覚脱失例では関連が保たれた。
著者らは、 「主観的嗅覚障害はうつ病と一貫した中程度の関連を示した。 一方で、 客観的嗅覚障害の関連は、 より一貫性に乏しいものの、 高齢者や嗅覚脱失のサブグループでは関連が認められた。 因果経路を明らかにするには、 今後の縦断研究および機序研究が必要である」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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