【KN-522最終】高リスクTNBCの周術期ペムブロ併用、 7年OS率85% vs 77%
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HOKUTO編集部

19日前

【KN-522最終】高リスクTNBCの周術期ペムブロ併用、 7年OS率85% vs 77%

【KN-522最終】高リスクTNBCの周術期ペムブロ併用、 7年OS率85% vs 77%
高リスク早期トリプルネガティブ乳癌 (TNBC) 患者において、 術前のペムブロリズマブ+化学療法に続く術後ペムブロリズマブと、 術前化学療法単独を比較した第Ⅲ相無作為化比較試験KEYNOTE-522の最終解析結果が報告された。 追跡期間中央値7.8年の結果、 ペムブロリズマブ群では、 主要評価項目の1つである無イベント生存期間 (EFS)、 および主要な副次評価項目である全生存期間 (OS) の改善が長期追跡でも引き続き認められた。 安全性プロファイルは既報と一致していた。 英・Queen Mary University of LondonのPeter Schmid氏が発表した。 

背景

KN-522の中間解析でpCR率・EFS・OSが有意に改善

KEYNOTE-522試験の中間解析では、 高リスク早期TNBCに対して、 術前ペムブロリズマブ+化学療法に続いて術後ペムブロリズマブを投与するレジメンにより、 術前化学療法単独 (術前化学療法+プラセボに続く術後プラセボ) と比べて病理学的完全奏効 (pCR) 率・無イベント生存期間 (EFS) ・全生存期間 (OS) のいずれも有意な改善が認められた。

今回は、 同試験の追跡期間中央値7.8年 (93.8ヵ月) における最終解析結果が報告された。

試験の概要

未治療の高リスク早期TNBC患者1,174例を対象とした同試験の最終解析

KEYNOTE-522は、 未治療の高リスク早期TNBC患者 (AJCC分類でT1c N1-2またはT2-4 N0-2) を対象とした第Ⅲ相無作為化比較試験である。

対象患者1,174例が以下の2群に2:1で無作為に割り付けられた。

  • ペムブロリズマブ群 : 784例
術前療法としてペムブロリズマブ (200mgを3週ごと) に加えてカルボプラチン+パクリタキセルを4サイクル、 その後、 ドキソルビシンまたはエピルビシン+シクロホスファミドを4サイクル投与→手術→ 術後療法としてペムブロリズマブ (200mgを3週ごと) を9サイクルまたは再発もしくは許容できない毒性が認められるまで投与
  • プラセボ群 : 390例

2つの主要評価項目はpCR (ypT0/Tis ypN0) およびEFS、 主要な副次評価項目はOSであった。

データカットオフは2025年10月14日、 追跡期間中央値は93.8ヵ月 (範囲 84.7-102.8ヵ月) であった。

試験の結果

両群間で患者背景は同様

対象患者の年齢中央値はペムブロリズマブ群が49歳、 プラセボ群が48歳、 PD-L1 CPS≧1の割合はそれぞれ83.7%、 81.0%、 リンパ節転移陽性の割合は51.7%、 51.3%と、 両群間で患者背景は同様であった。

術後療法を開始した患者の割合はペムブロリズマブ群が75.0%、 プラセボ群が84.9%であった。

7年EFS率78.3% vs 69.8%、 イベント発生リスク32%低減

7年EFS率はペムブロリズマブ群が78.3%、 プラセボ群が69.8%であった (HR 0.68 [95%CI 0.54-0.86])。

イベントはペムブロリズマブ群の21.9% (172例)、 プラセボ群の30.3% (118例) で発生した。

7年OS率85.1% vs 77.2%、 死亡リスク36%低減

7年OS率はペムブロリズマブ群が85.1%、 プラセボ群が77.2%であった (HR 0.64 [95%CI 0.49-0.85])。

死亡はペムブロリズマブ群の15.3% (120例)、 プラセボ群の23.1% (90例) で報告された。

EFS・OSにおけるベネフィットはサブグループでも一貫

EFS・OSにおけるペムブロリズマブ群のベネフィットは、 事前に規定されたPD-L1発現状況、 リンパ節転移の有無、 腫瘍径を含むサブグループでも概ね一貫していた。

7年DPFSまたはDRFS率82.9% vs 74.2%

7年時の遠隔無増悪生存 (DPFS) または遠隔無再発生存 (DRFS) 率はペムブロリズマブ群が82.9%、 プラセボ群が74.2%であった (HR 0.64 [95%CI 0.49-0.83])。

安全性プロファイルは既報と一致

Grade3~5の治療関連有害事象 (TRAE) 発現率はペムブロリズマブ群が77.1%、 プラセボ群が73.3%であり、 死亡に至ったTRAEはそれぞれ0.5%、 0.3%で報告された。 免疫関連有害事象 (imAE) 発現率は全Gradeでそれぞれ35.0%、 13.1%、 Grade3~5で13.0%、 1.5%に認められた。

結論

周術期のペムブロリズマブ追加を標準治療として支持

以上の結果を踏まえて、 Schmid氏は、 高リスク早期TNBC患者に対する標準治療として、 術前ペムブロリズマブ+プラチナ製剤を含む化学療法後に術後ペムブロリズマブを投与するレジメンを支持すると報告した。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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