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1日前

Walbaumらは、 実臨床コホートにおけるステージ1-3のHR+/HER2-乳癌患者を対象に、 早期再発 (5年未満) および晩期再発 (5-10年) の関連因子を後ろ向きに検討した。 その結果、 浸潤性イベントは19.4%に発生し、 そのうち早期再発、 晩期再発の割合はそれぞれ54.3%、 45.7%であった。 早期再発は、 晩期再発と比較してステージ1の割合が少なく、 リンパ節転移、 グレード高値、 Ki-67高値と関連していた。 晩期再発は高齢と関連しており、 低リスク患者においても発生し得ることが示された。 試験結果はBMC Cancer誌に発表された。
腫瘍径や組織型、 ER/PR定量値、 内分泌療法の種類・継続期間・アドヒアランスなどの詳細情報が十分でなく、 再発リスク解析に残余交絡が残る可能性があります。
ホルモン受容体陽性 (HR+) 乳癌では、 再発リスクが長期に持続するが、 晩期再発に関連する臨床的特徴および遠隔転移パターンは十分に解明されていない。
本研究では、 実臨床コホートにおけるHR+/HER2-乳癌患者を対象に、 早期再発 (5年未満) および晩期再発 (5-10年) の関連因子を明らかにすることを目的とした。
本研究では、 1981-2022年に診断されたステージ1-3のHR+/HER2-乳癌患者を対象に、 後ろ向き解析を実施した。 評価項目には、 転移部位、 早期および晩期の浸潤性再発を含めた。
対象となった4,367例は、 81.2%がステージ1/2であり、 41.4%にリンパ節転移を認めた。 42.0%が術前化学療法を受け、 94.0%が術後内分泌療法を受けていた。
浸潤性イベントは847件 (19.4%) 発生し、 約半数が早期再発であった。
再発時期や遠隔転移は、 病期、 腫瘍量、 増殖活性と関連していた。
著者らは、 「晩期再発は、 低リスク患者においても発生し得る。 早期再発は、 腫瘍量の多さおよび増殖活性の高さと関連していた。 本結果は、 治療およびフォローアップ戦略に示唆を与えるものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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