臨床試験データベース
12ヶ月前
RAS変異型の転移性大腸癌 (mCRC) 患者の1次治療において、 ベバシズマブ (Bmab) +modified FOLFOXIRI (mFOLFOXIRI) の併用療法の有効性および安全性を検証した単群コホートの第Ⅱ相試験JACCRO CC-11の結果より、Bmab+mFOLFOXIRI併用療法がRAS変異型のmCRCに対して有効であることが示された。
▼中間解析結果
▼参考結果
62例に対し、 下記治療を行った。
▼導入療法
Bmab 5mg/kg+mFOLFOXIRI (イリノテカン150mg/m²+オキサリプラチン85mg/m²+ロイコボリン200mg/m²+フルオロウラシル2,400mg/m²) を2週毎に投与。 最大12サイクル
▼維持療法
Bmab 5mg/kg+ロイコボリン200mg/m²+フルオロウラシル2,400mg/m²を2週毎に投与。 病勢進行、 許容できない毒性、 患者の拒否が認められるまで継続
主要評価項目:奏効率 (ORR)
副次評価項目:無増悪生存期間 (PFS) 、 全生存期間 (OS) 、 早期腫瘍縮小 (ETS) 、 奏効の深さ (DpR) 、 安全性
年齢中央値は62.5歳、 男性は55%、 右側原発は27%、 ECOG PS 0は92%
75.8%
原発占拠部位によるORR
左側原発 (82.2%) が右側原発 (58.8%) よりORRが高かった。
96.8%
12.1ヵ月
30.2ヵ月
73.8%の症例で認め、 中央値22週で得られた。
49.2%
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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