海外ジャーナルクラブ
1日前

Hailerらは、 65歳以上の転位型大腿骨頸部骨折患者を対象に、 デュアルモビリティ人工股関節全置換術(DM-THR)と標準THRを無作為化比較試験 (Duality) で検討した。 その結果、 1年以内の脱臼は、 DM-THR群では1.3%のみであったのに対し、 標準THR群では4.2%に発生し、 DM-THR群で有意に少なかった (調整HR 0.27)。 試験結果はLancet誌に発表された。
英国での試験は、 スウェーデンでの試験開始から約2年後に開始され、 プロトコールは可能な限りスウェーデンの試験に合わせて作成されました。 しかし、 スクリーニング医が登録しない理由を選択できる仕組みや、 スウェーデンと英国で収集できた変数に差があったことなど、 一部の詳細は異なっていました。
大腿骨頸部骨折に対して人工股関節全置換術 (THR) を受けた患者において、 脱臼は最も頻度の高い早期外科合併症である。
デュアルモビリティ人工股関節全置換術 (DM-THR)は関節の安定性を高める目的で開発されたが、 その有効性と安全性を検証した無作為化比較試験はこれまで存在しなかった。
本試験は、 スウェーデン20施設および英国24施設で実施された、 プラグマティックなレジストリベースの優越性無作為化比較試験である。 対象は、 65歳以上で転位型大腿骨頸部骨折を有しTHR適応となる患者であり、 以下2群に1:1で無作為化された*。
主要評価項目は、 1年以内に閉鎖的整復または観血的手術を要した留置人工関節の脱臼であり、 修正intention-to-treat集団で解析された。
主要評価項目である脱臼は、 DM-THR群で有意に少なかった。
脱臼
調整HR 0.27 (95%CI 0.13-0.56、 p<0.0001)
著者らは、 「DM-THRは転位型大腿骨頸部骨折後にTHRを受ける患者において脱臼およびあらゆる外科合併症のリスクを実質的に減少させ、 この患者群に推奨できる」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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