HOKUTO編集部
2ヶ月前
【論文解説】再発/難治性のマントル細胞リンパ腫の治療
Treatment of Relapsed/Refractory MCL.
Blood. 2024 Jul 26:blood.2023022353. PMID: 39059015
再発/難治性のマントル細胞リンパ腫 (MCL) の治療に関してBlood誌にまとめられていたので紹介する｡
マントル細胞リンパ腫の治療
マントル細胞リンパ腫は本邦においても治療選択肢が増え､ ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬 (BTKi) やベンダムスチンを含め有効性の高い薬剤を初回治療に組み込むことで疾患コントロールも改善している｡
残念ながらその中でも再発してくる例においてはまだまだ予後不良であることも多いが､ 最近では新規のBTKiとしてピルトブルチニブ (ジャイパーカ®︎) が承認・発売（2024年6月24日承認、同年8月21日発売）されるなど､ 本邦でも選択肢が増えてきている｡
推奨される治療アルゴリズム
POD24 : 初回化学療法後2年以内の早期再発､ R-BAC : リツキシマブ+ベンダムスチン+シタラビン
参考文献1) を基に編集部作成
出典
関連コンテンツ
MCLに新たな治療選択肢､ BTK阻害薬ピルトブルチニブが発売
関連計算ツール
進行期マントル細胞リンパ腫の予後指標
リンパ節を原発とする悪性リンパ腫の改訂病期分類
関連レジメン
イブルチニブ (イムブルビカ®) MCL再発難治例
ピルトブルチニブ (ジャイパーカ®)
イブルチ二ブ＋ベンダムスチン＋リツキシマブ
ボルテゾミブ､リツキシマブ､シクロホスファミド､ドキソルビシン､プレドニゾロン
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こちらの記事の監修医師
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編集･作図：編集部､ 監修：所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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