海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Gomesらは、 オーストラリアにおいて、 喘息を有する母親の妊娠中における吸入ステロイド (ICS) 使用が出生した乳児の肺機能に及ぼす影響を多変量回帰分析を用いて評価した。 生後4~6週の乳児肺機能を評価した結果、 ICS使用群 (161例) は、 ICS非使用群 (25例) と比べて、 機能的残気量 (FRC) で補正した最高呼気流量到達時間・総呼気時間比 (tPTEF:tE比) を有意に改善した (係数 0.06/mL [95%CI 0.01-0.11/mL]、 p=0.014)。 また、 喘息を有さない母親から出生した乳児と比べて、 喘息を有しICS非使用の母親から出生した乳児 (ICS非使用群) では、 FRCで補正したtPTEF:tE比が有意に低下した (係数 -0.08/mL [95%CI -0.01--0.02/mL]、 p=0.012) 一方で、 ICS使用群では有意差がみられなかった (係数 -0.02/mL [95%CI -0.06-0.03/mL]、 p=0.453)。
ICS使用が出生後の乳児の呼吸器に長期的にどのような影響を及ぼすかを詳しく調べる必要があります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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