海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
KDIGO (Kidney Disease: Improving Global Outcomes) のガイドライン作業グループは、 「慢性腎臓病 (CKD) の評価と管理のための臨床実践ガイドライン」 を2024年版としてアップデートした。 同ガイドラインでは、 腎代替療法を受けていない成人および小児のCKD患者に関する指針を提供するため、 システマティックレビューが実施され、 レビュー項目ごとにエビデンスの確実性が評価された。 28の勧告と141の実践ポイントが提示され、 主な推奨事項には、 ①糸球体濾過量 (GFR) 評価時にシスタチンCを測定、 ②遠隔地でのポイントオブケア検査導入、 ③腎不全予測の個別リスクに基づくアプローチ、 ④一部のCKD患者には糖尿病の有無を問わずSGLT2阻害薬を使用、 ⑤50歳以上のCKD患者にスタチン系薬を使用、 などがある。
「CKDの評価と管理のための臨床実践ガイドライン」 の詳細はこちら
limitationには、 心血管系薬剤の臨床試験でCKD患者が除外されている割合が、 2000年以降、 66%から79%へと増加しているとの興味深い記載があります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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