HOKUTO編集部
5ヶ月前
2024年5月31日~6月4日にアメリカ・シカゴで開催された「米国臨床腫瘍学会 ASCO 2024」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします 。
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2024) の泌尿器癌領域における注目演題について、 虎の門病院臨床腫瘍科部長の三浦裕司先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2024) の乳癌領域における注目演題について、 名古屋市立大学大学院医学研究科共同研究教育センター臨床研究戦略部先端医療・臨床研究開発学分野特任講師の能澤一樹先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2024) の消化器癌領域における注目演題について、国立がん研究センター中央病院頭頸部・食道内科/消化管内科の山本駿先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2024) の血液腫瘍領域における注目演題について、 大阪国際がんセンター血液内科副部長の藤重夫先生にご解説いただきました。( 詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2024) の肺癌領域における注目演題について、 和歌山県立医科大学附属病院呼吸器内科・腫瘍内科准教授の赤松弘朗先生先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO) 2024 の小細胞肺癌 (SCLC) 領域における注目演題について、 関西医科大学呼吸器腫瘍内科の山中雄太先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
免疫調節薬レナリドミドを含む1ライン以上の治療歴を有する多発性骨髄腫に対するBPd療法の効果を、 PVd療法を対照に検証した第Ⅲ相多施設共同非盲検無作為化比較試験DREAMM-8の結果より、 BPd療法によるPFSの有意な延長が示された。 カナダ・Princess Margaret Cancer CentreのSuzanne Trudel氏が発表した。 同試験の詳細は、 N Engl J Med (2024年6月2日オンライン版) に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
初発のPh+CML-CP患者におけるBCR-ABL1特異的アロステリック阻害薬アシミニブの有効性について、 医師選択TKIを対照に検証した第Ⅲ相多施設オープンラベル無作為化比較試験ASC4FIRSTの結果より、 MMR達成率が有意に改善した。 オーストラリア・South Australian Health & Medical Research InstituteのTimothy P. Hughes氏が発表した。 同試験の詳細は、 N Engl J Med (2024年5月31日オンライン版) に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
局所進行ESCC患者の術前療法において、 DCF療法、 CF療法、 CF-RT療法を比較検討した国内第III相無作為化比較試験JCOG1109 (NExT) の結果から、 DCF療法がCF療法に対するOSの有意な改善が示され、 本邦では術前DCF療法が標準療法とされている¹⁾。 今回、 同試験の最短観察期間5年の長期成績が発表され、 DCF療法は5年時OSにおいてもCF療法に対して有意な改善効果を維持していることが示された。 国立がん研究センター中央病院頭頸部・食道内科/消化管内科長の加藤健氏が発表した。 (詳細をみる)
切除可能な局所進行食道腺癌患者において、 周術期FLOT療法+手術の効果を、 術前化学放射線療法+手術を対照に検証した第Ⅲ相多施設共同前向き無作為化比較試験ESOPECの結果より、 周術期FLOT+手術によるOSの有意な改善が示された。 ドイツ・University of BielefeldのJens Hoeppner氏が発表した。 (詳細をみる)
化学療法抵抗性のKRAS G12C変異陽性mCRC患者におけるKRAS G12C阻害薬ソトラシブ+抗EGFR抗体パニツムマブ併用療法の有効性を、 標準治療を対照に検証した第Ⅲ相国際共同非盲検無作為化比較試験CodeBreaK 300のOS最終解析の結果より、 ソトラシブ+パニツムマブによるOSの有意な改善は認められなかった。 ただし、 ソトラシブ960mg+パニツムマブ群ではOSの改善傾向が認められた。 米・City of Hope Comprehensive Cancer CenterのMarwan Fakih氏が発表した。 (詳細をみる)
全身療法による治療歴のない切除不能肝細胞癌に対するニボルマブ+イピリムマブ併用療法の有効性および安全性について、 レンバチニブまたはソラフェニブの単剤治療を対照に検証した第Ⅲ相非盲検無作為化比較試験CheckMate 9DWの結果より、 OSの有意な延長が示された。 ドイツ・University Medical Center MainzのPeter Robert Galle氏が発表した。 (詳細をみる)
ボーダーライン膵癌に対する術前療法としてのゲムシタビン+nab-PTX併用療法およびS-1併用RTの有効性および安全性について比較検証した第II/III相多施設共同非盲検無作為化比較試験GABARNANCEの結果より、 両群間のOSに有意差は認められなかったものの、 18ヵ月以降のKaplan-Meier曲線は継続的にS-1併用RT群が上にあった。 国立がん研究センター東病院肝胆膵内科長の池田公史氏が発表した。 (詳細をみる)
cCRT後にPDを認めなかったLS-SCLCに対する抗PD-1抗体デュルバルマブ±抗CTLA-4抗体トレメリムマブ地固めの有効性および安全性について、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相国際共同二重盲検無作為比較試験ADRIATICの初回中間解析より、 デュルバルマブ単剤 vs プラセボの結果が報告され、 デュルバルマブ単剤によるOSおよびPFSの有意な延長が示された。 米国・Sarah Cannon Research InstituteのDavid R. Spigel氏が発表した。 (詳細をみる)
EGFR遺伝子変異を有する切除不能Ⅲ期非小細胞肺癌患者において、 CRT後のオシメルチニブ投与の有効性について、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験LAURAの結果より、 PFSの有意かつ大幅な延長が示された。 米・Emory UniversityのSuresh S. Ramalingam氏が発表した。 同試験の詳細は、 N Engl J Med (2024年6月2日オンライン版) に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
未治療の進行ALK変異陽性NSCLCに対する第3世代ALK阻害薬ロルラチニブの有効性および安全性について、 クリゾチニブを対照に検証した第Ⅲ相オープンラベル無作為化比較試験CROWNの長期成績より、 ロルラチニブ群の5年時PFS中央値は未到達で、 60%の患者が無増悪と高効果を維持していることが示された。 オーストラリア・Peter MacCallum Cancer CentreのBenjamin J. Solomon氏が発表した。 (詳細をみる)
切除不能進行・再発NSCLCの日本人患者において、 抗PD-L1抗体アテゾリズマブ併用療法*の有効性および安全性を検証した多施設共同前向き観察研究J-TAIL-2の結果より、 各アテゾリズマブ併用療法の有効性と安全性はいずれも既報の3件の第Ⅲ相試験IMpower130、 IMpower132、 IMpower150の結果と同等であり、 これら3試験不適格の患者においても許容可能な安全性と有効性を有することが示された。 埼玉県立がんセンター呼吸器内科副部長の渡辺恭孝氏が発表した。 (詳細をみる)
切除不能進行・再発ES-SCLCの日本人患者において、 抗PD-L1抗体アテゾリズマブとカルボプラチン+エトポシド (CE) 併用療法の有効性および安全性を検証した多施設共同前向き観察研究J-TAIL-2の結果より、 アテゾリズマブ+CEの有効性と安全性は既報の第Ⅲ相試験IMpower133の結果と同等であり、 同試験不適格の患者を含めても許容可能な安全性と有効性を有することが示された。 東北大学呼吸器内科の齋藤良太氏*が発表した。 (詳細をみる)
HER2陽性進行・再発乳癌の1次治療における抗HER2抗体トラスツズマブ+抗HER2抗体ペルツズマブ+微小管阻害薬エリブリン併用療法について、 標準治療であるトラスツズマブ+ペルツズマブ+タキサン系抗癌薬併用療法に対する非劣性を検証する第III相多施設共同非盲検並行群間無作為化比較試験EMERALDの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) における非劣性が示された。 神奈川県立がんセンター乳腺外科部長の山下年成氏が発表した。 (詳細をみる)
HR陽性かつHER2低発現/超低発現で内分泌療法既治療・化学療法未治療の進行乳癌患者における抗HER2抗体薬物複合体T-DXdの有効性および安全性について、 化学療法を対照に検証した第Ⅲ相国際共同無作為化比較試験DESTINY-Breast06の結果より、 PFSの有意な延長が示された。 イタリア・European Institute of OncologyのGiuseppe Curigliano氏が発表した。 (詳細をみる)
CDK4/6阻害薬+ET治療後にPDを認めたHR陽性HER2陰性進行乳癌に対するCDK4/6阻害薬アベマシクリブ+抗エストロゲン薬フルベストラントの併用療法の効果を、 プラセボ+フルベストラントを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験postMONARCHの結果より、 アベマシクリブ+フルベストラント併用療法によるPFSの有意な改善が示された。 米・Winship Cancer Institute of Emory UniversityのKevin Kalinsky氏が発表した。 (詳細をみる)
未治療の進行腎細胞癌に対する抗PD-L1抗体アベルマブ+チロシンキナーゼ阻害薬アキシチニブの併用療法の効果について、 マルチキナーゼ阻害薬スニチニブ単剤を対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験JAVELIN Renal 101の追跡期間68ヵ月以上によるOSの最終解析結果から、 同併用療法により統計学的有意差は示されなかったものの、 長期有効性と管理可能な安全性が確認された。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのRobert J. Motzer氏が発表した。 (詳細をみる)
1つ以上のリンパ節転移を有する切除可能なStageIIIの悪性黒色腫に対し、 術前療法としての抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ+治癒的リンパ節郭清の有効性について、 標準治療であるTLND+術後ニボルマブを対照に検証した第Ⅲ相国際共同無作為化化比較試験NADINAの結果より、 EFSの有意な改善が示された。 オランダ・Netherlands Cancer InstituteのChristian U. Blank氏が発表した。 同試験の詳細は、 N Engl J Med (2024年6月2日オンライン版) に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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