海外ジャーナルクラブ
10ヶ月前

Saeedらは、 45歳以上の2型糖尿病患者を対象に、 GLP-1受容体作動薬のセマグルチドまたはデュラグルチド vs 選択的SGLT2阻害薬エンパグリフロジンによる死亡・心血管イベントリスクを2件の観察データを用いたtarget trial emulation研究で比較した。 その結果、 セマグルチド群 (7,899例) とエンパグリフロジン群 (7,899例) の複合評価項目 (死亡、 心筋梗塞 [MI]、 脳卒中) の発現率は、 2年時点でそれぞれ3.7%、 4.5%、 3年時点で5.9%、 6.9%であった。 1,000人年あたりの発現率はそれぞれ20.99件、 23.56件であり、 HRは0.89 (95%CI 0.78-1.02) であった。 個別評価項目のHRは、 死亡が0.97 (95%CI 0.81-1.15)、 MIが0.85 (95%CI 0.68-1.05)、 脳卒中が0.62 (95%CI 0.43-0.89) であった。 デュラグルチドとエンパグリフロジンの比較では、 複合評価項目と個別評価項目いずれも両群間で有意差は認められなかった。
細かな点ですが、 今回の初回処方薬の分類は、 実際に調剤された薬剤ではなく処方オーダーに基づいて行われた点、 また、 処方された薬の服薬遵守度についても考慮されていない点をlimitationとして挙げています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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