海外ジャーナルクラブ
2年前
Mackenzieらは、 降圧薬内服中の18歳以上の高血圧患者を対象に、 降圧薬の夜間投与が朝方投与と比較して主要な心血管疾患を改善するかどうかを前向き実用的分散型並行群間試験で検討 (TIME試験) 。 その結果、 降圧薬の夜間投与は、 主要な心血管アウトカムに関して、 朝方投与と差がないことが明らかとなった。 本研究は、 Lancet誌において発表された。
どちらかというと効果よりも副作用に注目ですが、 夜間排泄時の血圧低下による失神や転倒やなどの項目は調査されていないようです。
降圧薬の夜間投与は、 朝投与よりも良好な転帰をもたらす可能性があることが研究で示唆されている。
降圧薬の夜間投与は、 主要な心血管アウトカムに関して、 朝方投与と差がなかった。 患者には、 望ましくない作用を最小限に抑えた都合のよい時間に降圧薬を服用するよう勧めることができる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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