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1日前

Ngらは、 未治療の転移性大腸癌患者を対象に、 標準化学療法 + ベバシズマブへの高用量ビタミンD3の上乗せを標準用量ビタミンD3の上乗せと比較する二重盲検第Ⅲ相無作為化比較試験SOLARISを実施。 その結果、 高用量ビタミンD3の上乗せは、 標準用量ビタミンD3の上乗せと比べて主要評価項目である無増悪生存期間 (PFS) を有意に延長しなかった。 試験結果はJAMA誌に発表された。
対象患者の標準治療は、 ベバシズマブ併用mFOLFOX6またはFOLFIRIに限定されており、 FOLFOXIRIや抗EGFR抗体など他の一般的な治療レジメンは含まれていません。
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転移性大腸癌患者を対象とした第Ⅱ相無作為化比較試験では、 標準治療への高用量ビタミンD3の上乗せが標準用量ビタミンD3上乗せと比べてPFSを改善したとする結果が示されていた。 本試験は、 未治療の転移性大腸癌患者において、 標準化学療法への高用量ビタミンD3の上乗せが転帰を改善するかどうかを明らかにする目的で実施された。
本試験は、 米国のNational Clinical Trials Networkを通じて実施された二重盲検第Ⅲ相無作為化比較試験SOLARISである。 対象は、 未治療の転移性大腸癌患者455例で、 登録期間は2019年10月~2022年12月であった (データベース固定は2024年7月15日)。
全例がmFOLFOX6*またはFOLFIRI**とベバシズマブの併用療法を2週ごとに受け*、 さらに以下のいずれかの用量のビタミンD3を併用する群に無作為に割り付けた。 治療は病勢進行、 忍容できない毒性、 同意撤回まで継続した。
主要評価項目はPFSとし、 層別化しないlog-rank検定を用いて評価した。 副次評価項目は奏効率 (ORR)、 全生存期間 (OS)、 毒性であり、 既知の予後因子に基づくPFSの事前規定サブグループ解析も実施した。
無作為化された455例の年齢中央値は59歳で、 181例 (40%)が女性であった。 追跡期間中央値は20ヵ月であった。
主要評価項目であるPFSの中央値は、 高用量ビタミンD3群で11.8ヵ月 (95%CI 10.3-13.3)、 標準用量ビタミンD3群で10.3ヵ月 (95%CI 9.4-12.2) であり、 両群間に有意差は認められなかった (片側log-rank p=0.25)。
ORRは高用量ビタミンD3群で51% (95%CI 44-58%)、 標準用量ビタミンD3群で44% (95%CI 37-50%) で両群間で有意差は認められず (p=0.12)、 OS中央値もそれぞれ25.6ヵ月、 27.0ヵ月で有意差はなかった (片側log-rank p=0.66)。
最も多く見られたGrade 3以上の有害事象の発現率については両群間に臨床的に意味のある差は認められなかった。 Grade 3以上の有害事象のうち好中球減少症は高用量ビタミンD3群で67例 (32%)、 標準用量ビタミンD3群で62例 (30%)、 高血圧はそれぞれ42例 (20%)、 49例 (23%) の報告があった。 ビタミンD関連毒性の発現割合にも臨床的に意味のある差は認められなかった。
著者らは、 「未治療の転移性大腸癌患者において、 標準化学療法+ベバシズマブに高用量ビタミンD3を追加しても、 標準用量ビタミンD3の追加と比べてPFSは改善しなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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