海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前

Armstrongらは、 乾癬患者を対象に、 発症年齢によるチルドラキズマブの有効性と安全性の差異を、 第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験reSURFACE 1/2の事後解析により検討した。 その結果、 遅発発症群は早期発症群に比べ、 完全/ほぼ完全な皮疹消失を達成する可能性が高いことが明らかとなった。 本研究はBr J Dermatol誌において発表された。
50歳以上の乾癬患者では、 チルドラキズマブは後期発症型でより高い有効性を示し、 副作用は群間で差がなく、 40歳以降発症例の治療選択に有用とのことです。
乾癬の発症年齢は二峰性を示し、 40歳未満と40歳以上にピークが存在する。 IL-23p19阻害薬であるチルドラキズマブは、 乾癬治療において有効性が確認されているが、 発症年齢別の反応性は十分に検討されていない。
対象は、 reSURFACE 1試験およびreSURFACE 2試験に登録された患者のうち、 50歳以上の乾癬患者だった。 発症年齢に基づき、 早期発症群 (発症年齢<40歳) と遅発発症群 (≧40歳) に分類し、 チルドラキズマブを28週間投与した際の治療効果を解析した。 評価項目は、 PASI (Psoriasis Area and Severity Index) スコアおよびDLQI (Dermatology Life Quality Index) の絶対値、 ベースラインからのPASIスコアが≧75%、 ≧90%、 100%改善した患者の割合 (それぞれPASI 75、 PASI 90、 PASI 100) などだった。
241例 (早期発症群111例、 遅発発症群130例) が評価された。 遅発発症群は早期発症群に比べ、 28週時点で以下の達成率が有意に高かった。
一方で、 PASI絶対値 <5または<3、 PASI 75、 DLQI絶対値 0または1、 PASI・DLQIのベースラインからの変化などには、 発症年齢による有意差は認められなかった。
治療関連の有害事象(TEAE)の発現率は、 早期発症群が65.8%、 遅発発症群が66.2%であり、 重篤なTEAEはそれぞれ3.6%と6.9%だった。
著者らは 「チルドラキズマブは早期発症型・遅発発症型いずれの乾癬患者に対しても有効かつ安全だった。 特に遅発発症群では、 完全/ほぼ完全な皮疹消失の達成率が高かった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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