著者

MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公

471日前

PCG ペニシリンG【感染症専門医による抗菌薬まとめ】

腎機能別の投与量は以下より確認ください.

PCG|penicillin G (ペニシリンG®など)

ポイント

  1. グラム陽性菌に優れた適応を持つ!
  2. 特に緑色連鎖球菌肺炎球菌化膿性連鎖球菌梅毒などに効果的!
  3. スペクトラムは狭いが、切れ味は良好
  4. 髄液移行性もあり髄膜炎でも使用可能!
  5. 血管痛をきたしやすくPICC挿入も検討!

どんな細菌に効くの?

  • MSSAに対しては、 βラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)産生菌がほとんどで使用できない.
  • 連鎖球菌・肺炎球菌には基本的に使用可能であるが、髄膜炎の場合はMICのブレイクポイントが異なるために確認が必要である.

日常臨床で使用する疾患例

  • 感染性心内膜炎 (PCG感受性緑色連鎖球菌)
  • 肺炎球菌感染症 (髄膜炎ではMIC≦0.06μg/mLでペニシリンGを単剤で使用可能)
  • 壊死性筋膜炎(β溶連菌の選択薬の1つ)
  • 神経梅毒(レプトスピラやライム病などのスピロヘータも同様)

臨床使用例

1回 400万単位 4時間毎(1日6回)

注意点

カリウムを多く含むので注意が必要

  • 100万単位あたりカリウム1.7mEq含有
  • 血管痛腎機能障害者高K血症には注意
  • PICCを挿入して投与する施設もある

副作用は皮疹、腎障害、血球減少など

  • 腎排泄であり腎機能低下患者には減量必要

参考商品名

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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