HOKUTO編集部
1年前
未治療のHER2陽性転移性乳癌患者において、 ペルツズマブ (PER) +トラスツズマブ (HER) +ドセタキセル (DTX) の効果を、 プラセボ+HER+DTXを対照に検証した第Ⅲ相無作為化二重盲検比較試験CLEOPATRAの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
未治療のHER2陽性転移性乳癌患者
808例を以下の2群に1:1で割り付けた。
PERとHERは病勢進行まで投与され、DTXは6サイクル投与された。
主要評価項目:独立判定機関評価によるPFS
副次評価項目:全生存期間 (OS)、 医師評価によるPFS、 奏効率 (ORR)、 安全性
両群で同様であった。
HR 0.62 (95%CI 0.51-0.75)、 p<0.001
HR 0.69 (95%CI 0.58-0.82)
HR 0.69 (95%CI 0.59-0.81)
95%CI 4.2-17.5、 p=0.001
未治療のHER2陽性転移性乳癌患者において、 PER+HER+DTXの併用療法は、 プラセボ+HER+DTXの併用療法と比較し、 PFSを有意に延長させ、 心毒性は増加しないことが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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