【NEJM】誘発性VTE、 アピキサバン低用量で再発を有意に抑制
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海外ジャーナルクラブ

4ヶ月前

【NEJM】誘発性VTE、 アピキサバン低用量で再発を有意に抑制

【NEJM】誘発性VTE、 アピキサバン低用量で再発を有意に抑制
Piazzaらは、 米国において一過性の誘因*で静脈血栓塞栓症を発症し、 持続的リスク因子**を有する600例を対象に、 3ヵ月以上の抗凝固療法完了後における経口FXa阻害薬アピキサバン2.5mg/回 1日2回の長期的な有効性および安全性を単施設第Ⅳ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で評価した。 その結果、 投与開始後12ヵ月時の症候性VTE再発率は、 アピキサバン群が1.3%であり、 プラセボ群の10.0%と比べて有意に低減した (HR 0.13、 p<0.001)。 大出血はアピキサバン群で1例に発現したが、 プラセボ群では認められなかった。 臨床的に重要な非大出血の発現はそれぞれ14例 (4.8%)、 5例 (1.7%) であった (HR 2.68、 p=0.06)。 

*誘発性静脈血栓塞栓症の定義

一過性の誘因 (transient provoking factor) を契機として発症した静脈血栓塞栓症

手術、 外傷、 臥床、 急性疾患、 妊娠、 感染症、 ホルモン療法、 長距離移動、 COVID-19関連疾患・ワクチン接種、 脱水・局所炎症疾患・May-Thurner症候群など

**持続的リスク因子の定義

持続的な不動、 肥満 BMI ≥ 30 kg/m²、 心不全、 慢性肺疾患、 慢性腎疾患、 慢性炎症性または自己免疫性疾患、 動脈硬化性心血管疾患 (冠動脈・脳・末梢動脈) など

📘原著論文

Apixaban for Extended Treatment of Provoked Venous Thromboembolism. N Engl J Med. 2025 Sep 25;393(12):1166-1176. PMID: 40888734

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本研究は単施設、 検出力不足、 人種的多様性やエンドポイント解析のlimitationがあり、 特定リスク因子別やサブグループでの転帰差の解釈には注意が必要です。

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エリキュース錠2.5mg / 5mg

薬剤情報 : アピキサバン

癌関連VTEの再発予防、 アピキサバン減量投与は通常量投与に非劣性

N Engl J Med. 2025 Apr 10;392(14):1363-1373.

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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