【NEJM】イボシデニブとアザシチジン併用療法がIDH1変異型AMLのEFSを有意に改善
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3年前

【NEJM】イボシデニブとアザシチジン併用療法がIDH1変異型AMLのEFSを有意に改善

【NEJM】イボシデニブとアザシチジン併用療法がIDH1変異型AMLのEFSを有意に改善
Montesinos Pらは, 強化寛解導入療法に適さないIDH1変異型AML患者148名を対象として, イボシデニブとアザシチジン併用療法の有効性と安全性を検証する無作為化比較第3相試験を実施 (AGILE試験).結果、ボシデニブとアザシチジン併用療法のほうがプラセボ+アザシチジン群に比べ、EFSが有意に長かった. 本研究はNEJM誌において発表された.

研究デザイン

  • 対象は、 強化寛解導入療法に適さない新規に診断されたIDH1変異型AML患者148名.
  • 以下の2群に無作為に割り付けた.
  1. イボシデニブ (500mg/日) +アザシチジン (75mg/m² 28日/コースで7日間) 72例
  2. プラセボ + アザシチジン投与群 74例
  • 主要評価項目は、無事象生存期間 (EFS)とした.

研究結果

有効性評価

  • 追跡期間中央値12.4カ月において、イボシデニブ+アザシチジン群は対照群に比べEFSが有意に長かった (治療失敗、寛解からの再発、死亡のHR 0.33, 95%CI 0.16~0.69 P= 0.002) .
  • 12 ヵ月時点の無事象生存率は, イボシデニブ+アザシチジン群で 37%, プラセボ+アザシチジン群で 12%と推定された..
  • 全生存期間中央値は, イボシデニブ+アザシチジン群で 24.0ヵ月, プラセボ+アザシチジン群で 7.9 ヵ月であった (死亡のHR 0.44, 95% CI 0.27~0.73, P= 0.001) .

安全性評価

  • グレード3以上の有害事象として、発熱性好中球減少症 (イボシデニブ+アザシチジン群:28%、プラセボ+アザシチジン群:34%) および好中球減少症 (イボシデニブ+アザシチジン群:27%、プラセボ+アザシチジン群:16%) が確認された.

原著

Montesinos P, et al. Ivosidenib and Azacitidine in IDH1-Mutated Acute Myeloid Leukemia. N Engl J Med. 2022 Apr 21;386 (16) :1519-1531. PMID: 35443108

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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