海外ジャーナルクラブ
1日前

Tangらは、 中国12施設の慢性B型肝炎ウイルス (HBV) 感染者3万784例のデータを用い、 2025年欧州肝臓学会 (EASL) が強く推奨する治療基準に該当しない患者を4群に分類し、 核酸アナログ治療と肝硬変・肝細胞癌 (HCC) の発症リスクとの関連を多施設コホート研究で検討した。 その結果、 HBe抗原陽性で高複製または移行期直前の2群では、 核酸アナログ治療は肝硬変とHCCのリスク低下と関連した。 HBe抗原陰性の2群では有意な関連は認められなかった。 研究結果はGut誌に発表された。
観察研究に伴う残余交絡、 中国人集団に限定された外的妥当性、 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 (MASLD) などの未測定因子が主な限界です。
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2025年欧州肝臓学会 (EASL) が強く推奨する治療基準に該当しない慢性HBV感染者において、 核酸アナログ治療が長期予後に及ぼす影響は不明である。
本研究では、 同基準外の中国人慢性HBV感染者を対象に、 核酸アナログ治療と肝硬変およびHCCのリスクとの関連を評価した。
中国12施設の慢性HBV感染者3万784例のデータを解析した。 2025年EASLが強く推奨する治療基準に該当しない患者を、 次の4群に分類した。
主要評価項目は肝硬変およびHCCの発症であった。
追跡は最長5年 (11万7,814人年) であり、 肝硬変635例およびHCC 164例が発生した。 多変量解析では、 HBe抗原陽性の群1と群2で、 核酸アナログ治療は肝硬変およびHCCのリスク低下と関連した。
肝硬変のHR
HCCのHR
HBe抗原陰性の群3と群4では、 有意な関連は認められなかった。 傾向スコアマッチング解析でも同様の結果であった。
著者らは 「核酸アナログ治療は、 高複製または移行期直前のHBe抗原陽性者で肝硬変とHCCのリスク低下と関連を示した。 本研究結果は慢性HBV感染症の治療基準の拡大を支持するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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