【BMJ】子宮内膜症の既往と早期死亡リスク増に関連
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海外ジャーナルクラブ

2日前

【BMJ】子宮内膜症の既往と早期死亡リスク増に関連

【BMJ】子宮内膜症の既往と早期死亡リスク増に関連
Wangらは、 子宮内膜症および子宮筋腫が女性の早期死亡リスクに及ぼす影響をコホート研究 (米The Nurses' Health Study II、 1989~2019年) で検討した*。 その結果、 子宮内膜症と早期死亡および原因特異的死亡リスクの増加との関連を認め、 子宮筋腫に一部の死亡原因との関連があることが明らかになった。 
*1989年時点で25~42歳で、 子宮内膜症または子宮筋腫診断前の子宮摘出歴、 心血管疾患、 がんの既往がない女性11万91例が対象。

追跡期間299万4,354人年 (平均27.2年/人) の年齢調整モデルよる結果は以下の通りであった。

子宮内膜症 (腹腔鏡検査で確認)

早期死亡のリスクが増加し (HR 1.19、 95%CI 1.09-1.30)、 潜在的交絡因子調整後はHR 1.31 (95%CI 1.20-1.44) であった。

子宮筋腫 (超音波検査または子宮摘出術で確認)

早期全死因死亡リスクとの関連は認められなかったが (HR 1.03、 95%CI 0.95-1.11)、 婦人科臓器の悪性新生物による死亡リスクが増加した (HR 2.32、 95%CI 1.59-3.40)。

📘原著論文

Endometriosis and uterine fibroids and risk of premature mortality: prospective cohort study. BMJ. 2024 Nov 20:387:e078797. PMID: 39567014

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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