海外ジャーナルクラブ
27日前

Knapperらは、 60歳以上の急性骨髄性白血病 (AML) 患者において、 DAGO2 (ダウノルビシン/シタラビン+分割投与ゲムツズマブ オゾガマイシン) とダウノルビシン・シタラビン リポソーム製剤CPX-351を比較した。 その結果、 コース1終了時の初期全奏効率は、 DAGO2群で有意に高率であった (DAGO2群 vs CPX群 : 60% vs 47.5%)。 3年時全生存率についても、 DAGO2群で有意な改善が認められた (DAGO2群 vs CPX群 : 52% vs 35%)。 試験結果はBlood誌に発表された。
一部の患者でコース2後のMRDデータおよび治療情報が欠如しており、 CPXの反応速度や試験外治療の影響を十分に評価できない点が本研究の限界です。
高齢の急性骨髄性白血病 (AML) 患者に対する、 DAGO2 (ダウノルビシン/シタラビン+分割投与ゲムツズマブ オゾガマイシン) とダウノルビシン・シタラビン リポソーム製剤CPX-351を比較した。
本研究 (NCRI AML18) では、 既知の予後不良細胞遺伝学的異常のない60歳以上のAML患者を対象とし、 DAGO2群とCPX-351群に1:2で無作為化した。
コース1終了後に測定可能残存病変 (MRD) 陰性寛解に至らなかった患者は、 標準化学療法と強化化学療法のいずれかを比較する第2の無作為化に組み入れ可能とした。
439例を無作為化し、 追跡期間中央値は35ヵ月であった。
DAGO2は、 コース1終了時の全奏効 (完全寛解+血液学的回復不完全な完全寛解)、 MRD陰性寛解達成率、 3年時生存率において、 いずれもCPX-351に比べ優れていた。
コース1終了時全奏効率
DAGO2群 vs CPX-351群 : 60% vs 47.5%
OR 0.61 (p=0.016)
コース2終了時全奏効率
DAGO2群 vs CPX-351群 : 85% vs 78%
(P=0.095)
コース1終了時MRD陰性寛解達成率
DAGO2群 vs CPX-351群 : 47% vs 29%
OR 0.46 (p=0.004)
3年時イベントフリー生存率
DAGO2群 vs CPX-351群 : 34% vs 27%
HR 0.73 (p=0.012)
3年時全生存率
DAGO2群 vs CPX-351群 : 52% vs 35%
HR 0.62 (p=0.001)
CPX-351は、 骨髄異形成症候群 (MDS) 関連変異を有する患者においても生存利益を示さず、 NPM1変異、 FLT3変異を有する患者では生存率は低下した(それぞれHR 2.83、 2.14)。
著者らは、 「予後不良遺伝学的異常のない高齢AML患者において、 DAGO2はCPX-351と比較して優れた生存成績を示した。 また、 CPX-351はMDS関連変異を有する患者においてもDAGO2への優位性を示さなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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