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23日前

Agarwalらは、 骨折した成人を対象に、 骨粗鬆症治療薬 (ビスホスホネート、 テリパラチド) が骨折治癒に及ぼす影響を系統的レビュー・メタ解析で検討した。 その結果、 ビスホスホネートは骨癒合までの時間をはじめ遷延癒合、 偽関節のいずれにも対照との明確な差を認めなかった。 一方、 テリパラチドは骨癒合までの時間を短縮した。 解析結果はLancet Healthy Longevity誌に発表された。
ビスホスホネートの種類 (ゾレドロン酸、 アレンドロン酸、 リセドロン酸) や投与経路 (静脈内・経口)、 投与量・投与方法が研究間で異なり、 サブグループ解析を行うためのデータも不足していました。
ビスホスホネートとテリパラチドは骨粗鬆症管理と骨折リスクの低減に用いられている。 一方で、 これらの薬剤の骨折治癒への影響については議論があり、 骨吸収抑制作用が骨リモデリングを妨げ骨癒合を遅延させるとの懸念が指摘されてきた。
本研究は系統的レビュー・メタ解析であり、 骨折し骨粗鬆症治療薬を開始または継続している18歳以上の患者を対象とした無作為化比較試験を、 5つのデータベースから検索した。
骨粗鬆症治療薬同士または骨粗鬆症治療薬とプラセボを比較した試験を組み入れ、 偽関節および遷延癒合の発生率、 合併症、 骨癒合までの時間、 視覚的アナログ疼痛スコアを共通アウトカムとした。
システマティックレビューには28試験5,085例 (女性69.1%) が組み入れられた。
ビスホスホネート群と対照群の間で、 骨癒合までの時間、 遷延癒合、 偽関節のいずれにも統計学的に有意な差は認められなかった。
ビスホスホネート群 vs 対照群
テリパラチド群では、 対照群と比較して、 骨癒合までの時間が有意に短縮した。 ただし、 遷延癒合とRadiological Union Score for Hip (RUSH) スコアには有意差は認められなかった。
テリパラチド群 vs 対照群
著者らは、 「ビスホスホネート療法は骨折治癒までの時間や治癒率に影響を及ぼさないと考えられた。 一方、 テリパラチドは治癒を遅延させず、 骨粗鬆症性骨折の骨癒合までの時間を短縮する可能性があるものの、 さらなる前向きエビデンスが必要である。 また、 報告内容の異質性や使用薬剤および投与量のばらつきにより、 他の因子についての比較検討には限界があったため、 今後は、 本領域における報告の標準化も望まれる」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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