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191日前

【JAMA】乳癌の放射線療法、 医師・患者間で毒性の認識に差あり -若年、黒人、男性医師で傾向強い

乳腺摘出術後に放射線治療を受けた患者を対象に、 放射線治療に伴う症状についての医師・患者間の認識の差を検討するコホート研究を実施. その結果、 CTCAEに基づく医師の評価は、 患者自身の報告に比べ、 症状が過小評価となることが多く、 特に若年者や特定の民族 (黒人など)においてその傾向が強くなることが明らかとなった. 本研究はJAMA Oncol誌において報告された.

研究デザイン

  • 対象は、乳腺摘出術を受けた後に放射線治療による治療を受けた乳癌患者9941名.
  • 患者アンケートと、 記載後3日以内に行われた医師のCTCAE評価と照合し、疼痛・そう痒・浮腫・疲労に関する認識の差を評価した.
  • 多層多変量ロジスティック回帰を用いて、 症状の過小評価に関連する因子を評価した.

研究結果

症状の過小評価

  • 中等度/重度の疼痛:30.9% (2094 / 6781件)
  • 頻繁なそう痒症:36.7% (748 / 2039件)
  • 頻繁な浮腫:51.4% (2309 / 4492件)
  • かなりの疲労:18.8% (390 / 2079件)
重要な症状を報告した53.2% (2933 / 5510名) において、 症状が認知されていなかった.

認識不足と独立して関連する因子

年齢 (60~69歳と比較)

  • 50歳未満 OR 1.35
(95%CI 1.14~1.59、 P < 0.001)
  • 50~59歳 OR 1.19
(95%CI 1.03-1.37、P=0.02)

人種 (白人との比較)

  • 黒人 OR 1.56
(95%CI 1.30~1.88、 P < 0.001)
  • その他の人種または民族 OR 1.52
(95% CI、 1.12-2.07; P=0.01)

医師の性別

  • 男性 OR 1.54
(95%CI 1.20~1.99、 P=0.002)
若年であること、 黒人であること、 男性医師であることは認識のずれの要因である可能性が示唆された.

原著

Jagsi R、 et al. Identifying Patients Whose Symptoms Are Underrecognized During Treatment With Breast Radiotherapy.JAMA Oncol. 2022 Apr 21;e220114.PMID: 35446337

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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