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47日前

【失神】カナダ失神リスクスコアの予後予測性能を検討 (国際多施設共同前向きコホート)


※追記:2022/5/12 21時 予後予測能AUC95%CIの記載に一部誤りミスがあり修正いたしました.
Zimmermann Tらは、 失神後12時間以内に救急外来を受診した40歳以上の失神患者2,283例を対象に、 Canadian Syncope Risk Score (CSRS) の有用性を検討する国際多施設共同前向きコホート研究を実施. CSRSがOsservatorio Epidemiologico della Sincope nel Lazio (OESIL) と比較し、 優れた予後予測性能を持つことが報告された. 本研究は、 Ann Intern Med誌において発表された.

研究デザイン

  • 対象は、失神後12時間以内に救急外来を受診した40歳以上の失神患者2283例.
  • 重篤な臨床的イベントと処置による介入を伴うイベントの複合評価項目 (主要アウトカム)、 処置による介入を除いた主要複合評価項目 (副次アウトカム) にて評価.

結果

  • 30日目に主要複合転帰は7.2%、 手技的介入を除く複合転帰は3.1%に発生.
  • 🔢CSRSの予後予測性能は、 30日後の複合転帰ともに良好で、 🔢OESILスコアと比較して優れていた (AUC 0.85 vs. 0.74および0.80 vs. 0.69) .
  • 低リスク群における主要複合転帰の頻度で測定したトリアージの安全性は、 🔢CSRS (1388例中 19例[0.6%]) を用いたほうが、 🔢OESILスコア (1104例中17例[1.5%]) より高かった.
  • 救急外来退院時の臨床医による失神の分類 (心臓性失神、 血管迷走神経性失神、 その他) の変数のみを含む簡易モデルでも、 🔢CSRSと同等の識別性を達成した (主要複合アウトカムに対するAUC 0.83) .

原著

Zimmermann T, et al. International Validation of the Canadian Syncope Risk Score : A Cohort Study. Ann Intern Med. 2022 Apr 26. doi: 10.7326/M21-2313. PMID: 35467933

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こちらの記事の監修医師
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聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

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