海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前
Oliveiraらは、 中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者を対象に、 抗OX40抗体療法 (amlitelimab、 rocatinlimab、 telazorlimab) の有効性と安全性を系統的レビューとメタ解析で検討した。 その結果、 5件の無作為化比較試験 (計1,118例、 うち857例に抗OX40抗体投与) のメタ解析により、 SCORADスコアは高用量群で平均差-17.33 (95%CI -23.79~-10.87、 p<0.001)、 低用量群で-16.35 (95%CI -27.42~-5.28、 p=0.004) とプラセボと比べて有意に改善した。 有害事象の発現率は高用量群 (RR 1.14、 95%CI 0.82-1.59、 p=0.443)、 低用量群 (RR 1.10、 95%CI 0.84-1.45、 p=0.486) ともにプラセボと有意差はなく、 安全性は許容範囲内と考えられた。
5つのRCTは全て2020年以降に発表され、 患者数も62から390と大きな偏りもなく、 すべて米国を中心に実施されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。