寄稿ライター
4日前

「当直も外勤もこなして、 年収は1,500万を超えた。 でも税金の負担が大きくて、 思ったほど手取りが増えない……」 こんな医師の声をよく聞きます。 今回は、 勤務医が知っておきたい選択肢について解説します。
ふるさと納税やiDeCo (個人型確定拠出年金) も有効な制度ですが、 年収1,500万円を超える勤務医の場合、 それだけが選択肢ではありません。 収入や資産状況によっては、 ほかにも活用できる制度や方法があります。
勤務医の税金が重く感じる理由は、 大きく2つあります。
1つは、 所得が増えるほど税率が上がること。 もう1つは、 節税の選択肢が限られていることです。
日本では累進課税制度が採用されています。 課税所得が1,800万円を超える部分には、 所得税40%・住民税10%がかかります。 税率は合計50% (復興特別所得税を除く)。 つまり、 高所得になるほど、 税金で差し引かれる割合も大きくなります。
さらに、 勤務医は給与所得者です。 事業所得者のように、 仕事にかかった支出を必要経費として計上することは原則できません。 よって、 給与収入だけを前提にすると、 節税の選択肢は限られます。
ただし、 税制や利用できる制度を理解し、 資産形成に活用すれば話は別です。
ここで、 同じ 「30代・勤務医 (年収1,800万円) 」 の2人を比較します。
A先生 (ふるさと納税+iDeCoのみ)
B先生 (資産防衛策を実践)
同じ年収でも、 年間の節税額に約120万円の差が生まれています。

この差が10年間続けば、 単純計算で1,200万円。 制度や方法を知り、 実践するかどうかが、 長期的な資産形成に大きな差をもたらします。
では、 B先生はどのような方法を活用しているのでしょうか。
勤務医でも、 状況に応じて活用できる税制や仕組みがあります。 代表的な方法は次のとおりです。
ただし、 適した方法は、 収入や資産の状況、 外勤の有無、 家族構成、 将来のライフプランなどによって異なります。

大切なのは、 インターネット上の節税ノウハウをそのまま鵜呑みにせず、 自分に合った方法を選ぶことです。 税制上のメリットだけでなく、 コストやリスクも含めた検討が重要です。
「自分の場合、 どのくらい税負担を見直せるのだろう?」
そう思った方は、 まず現在の収入や資産状況をもとに、 活用できる制度や方法を整理してみることが大切です。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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