【NEJM】小児ワクチン接種への躊躇 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

4日前

【NEJM】小児ワクチン接種への躊躇 総説 「何が分かる?」

【NEJM】小児ワクチン接種への躊躇 総説 「何が分かる?」
世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のNEJMに掲載された 「小児ワクチン接種への躊躇 (vaccine hesitancy) 」 に関する総説を取り上げます。 ワクチンへの躊躇は接種率を左右する行動要因で、 多くの親は子を守りたい一方で安全性を懸念しています。 本総説では、 臨床医が最も信頼される立場から実践できる対話戦略が整理されていますので、 ぜひご一読ください。

この論文で学べる13の要点

❶小児ワクチン接種で「1.54億人」の死亡回避

 過去50年で乳児生存に最大の貢献。 安全性記録も強固

❷躊躇は「拒否と受容の中間」の状態

 躊躇する親は子を守りたいが安全性を懸念。 拒否とは異なる

❸世界の親の「約21%」がワクチン接種を躊躇

 系統的レビューによる報告で米国もほぼ同水準

❹接種率の低さは「アクセスと受容」が要因

 豪州データ : 完全未接種は受容不足、部分接種は両者が関与

❺米国の幼稚園児の予防接種免除が「3.6%」に

 2024-25学年度に前年3.3%から増加。 17州は5%超

❻接種を強く左右するのは「医療者の推奨」

 医療者の推奨が接種率を高める(2023年メタ解析でOR3.4)

❼接種切り出しは「推定型推奨 (前提化) 」が有効

 「今日3本接種します」型が「接種しますか?」型より有効

迷う親には「動機づけ面接」を推奨

 説得ではなく共感で迷いを引き出す対話。CDC・WHO等が推奨

臨床医の「話法訓練」でHPVワクチン接種向上

 接種告知型で5.4pt増。 動機づけ面接+推定型導入で9.5pt増

❿誤情報対策は「複数手法の組合せ」が有望

 誤情報に触れる前の先回り説明、 事実による誤情報訂正など

⓫拒否時も「信頼関係」を保ち次回接種へ

 対話の継続が将来の受容と地域全体の感染防御に寄与

⓬MMRワクチンと自閉症に「因果関係なし」

 数百万人規模の研究で発生率差なし。発症時期の偶然の重なり

⓭アルミニウム曝露は「食事>ワクチン」

 生後6ヵ月の摂取 : ワクチン約4mg、 母乳7mg、 人工乳38mg

原著論文で詳細を確認する

Childhood Vaccine Hesitancy. N Engl J Med. 2026 Jun 4;394:2134-2145.

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【NEJM】小児ワクチン接種への躊躇 総説 「何が分かる?」

Q. 接種率を高める医療者の推奨は?

Q. 推定型推奨(前提化)の有効性は?

Q. 迷う親への動機づけ面接の進め方は?

Q. ワクチン誤情報への対処法は?

Q. MMRワクチンと自閉症の関係は?


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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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