海外ジャーナルクラブ
10ヶ月前

Hayekらは、 炎症性腸疾患 (IBD) の患者を対象に、 腹部・骨盤部腫瘍に対する放射線治療の影響を論文21件 (患者計1,226例、 前立腺癌62%) の系統的レビューで検討した。 放射線療法は、 外部照射 (57%)、 密封小線源療法 (33%)、 および定位放射線治療 (9%)だった。 その結果、 治療後6ヵ月以内のIBD再燃率は3.5~15%であり、 直腸IBD (p=0.012) や化学療法と放射線療法の同時併用 (p=0.02) が再燃の危険因子とされた。 グレードIII-IVの急性消化器毒性は5~23%、 グレードIII-IVの遅発性消化器毒性は5~15%の範囲で認められた。 このほか、 放射線治療を受けたIBD患者は、 IBDのない患者と比べて創離開や小腸閉塞の発生率が高かった。
クローン病と潰瘍性大腸炎を区別した解析がなかったため、 両者の放射線治療反応の差を評価できなかったとのことです。
潰瘍性大腸炎
クローン病
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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