HOKUTO通信
3日前

国立がん研究センターなどの研究グループは2026年8月7日、 一定の条件を満たす未分化型早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD) の10年成績を発表した。
対象は以下の患者。
ESD後の病理診断で主組織型が未分化型優位だった275例の10年全生存率は96.2%、 10年無再発生存率は95.7%だった。
発表によると、 試験 (JCOG1009/1010) には2011年2月から2013年5月に346例が登録され、 全適格例337例にESDが実施された。 解析対象は、 ESD後の病理診断で主組織型が未分化型優位だった275例。 観察期間中央値は125.8か月 (約10.5年) だった。
治癒切除と判定された195例では、 5年以降の転移・再発は10年間で1例にとどまった。 経過観察中に13例で異時性胃がんが見つかり、 このうち8例は再度ESDで治療可能だった。 研究グループは、 追加の胃切除が不要と判断された患者では、 その後も長期にわたり胃を温存できることが示されたとしている。
発表は、 国立がん研究センター、 静岡県立静岡がんセンター、 神奈川県立がんセンター、 日本臨床腫瘍研究グループ (JCOG) によるもの。 試験は国内49施設で実施された。
国立がん研究センター : 未分化型早期胃がんに対する内視鏡治療 (ESD) の有効性を10年間の長期にわたる経過観察で検証~未分化型も内視鏡治療で胃の温存が可能~

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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