海外ジャーナルクラブ
2年前
Wang Mらは、 再発・難治性マントル細胞リンパ腫 (MCL) 患者を対象に、 Brexucabtagene autoleucel (KTE-X19) によるCAR-T細胞療法の有効性を評価したZUMA-2試験の3年間の追跡調査後の結果を報告した. その結果、 KTE-X19が再発/難治性MCL患者において持続的な奏効を示し、 高リスク型サブグループにおいても有益な可能性が示唆された. 本研究は、 J Clin Oncol誌において発表された.
KTE-X19によるCAR-T細胞療法は、 再発・難治性MCLの治療薬として承認されている. 再発・難治性MCLに対するKTE-X19の有効性を評価したZUMA-2試験における3年間の追跡調査後の結果について解析した.
68例がKTE-X19による治療を受けた (追跡期間中央値35.6カ月)
<事後解析>
これらのデータは、 MCL患者におけるCAR-T細胞療法の最長の追跡調査である. KTE-X19が再発・難治性MCL患者において安全で持続的な奏効を示し、 高リスク型サブグループにも利益をもたらす可能性が示唆された.
👨⚕️ HOKUTO監修医コメント
今回は3年間の追跡ですが、PICSに代表されるように長期アウトカムはどの領域でも注目されています. 更なる追跡調査期間での報告が期待されます. 日常診療での効果、”効く”とは何なのか、が問われていると思います.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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