【論文】骨髄線維症におけるJAK阻害薬の選択
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HOKUTO編集部

14日前

【論文】骨髄線維症におけるJAK阻害薬の選択

【論文】骨髄線維症におけるJAK阻害薬の選択

How I individualize selection of JAK inhibitors for myelofibrosis patients.

Blood. 2024 Oct 2:blood.2023022415. PMID: 39357058

骨髄線維症に対するJAK阻害薬の選択に関してBlood誌にまとめられていたので紹介する。

骨髄線維症の治療

骨髄線維症に対しては長らくJAK阻害薬ルキソリチニブ (ジャガビ®︎) のみが保険適用である期間が続いたが、 本邦でもモメロチニブ (オムジャラ®︎、 2024年6月24日承認) が使用可能となった。 欧米において使用可能な薬剤が全て使用可能となったわけではないが、 以下の図¹⁾では血球数での薬剤選択の考え方がわかりやすくまとめてある。

【論文】骨髄線維症におけるJAK阻害薬の選択
BID : 1日2回投与
参考文献1) を基に編集部作成

出典

  1. Blood. 2024 Oct 2:blood.2023022415.

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モメロチニブ

▼概要

モメロチニブ (オムジャラ®) は2024年6月24日、 「骨髄線維症」 の治療薬として国内承認された。

▼用法・用量

200mgを1日1回経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する。 重度の肝機能障害 (Child Pugh分類C)を有する患者に投与する場合、150mgを開始用量とする。

※詳細はコチラ

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ルキソリチニブ

▼概要

ルキソリチニブ (ジャガビ®︎) は2014年7月4日に「骨髄線維症」 の治療薬として国内承認された。 また、 「真性多血症の治療薬」 としても2015年5月に国内承認されている。

▼用法・用量

通常、 成人には本剤を1日2回、 12時間毎を目安に経口投与する。 用量は、 ルキソリチニブとして1回5~25mgの範囲とし、 患者の状態により適宜増減する。

※詳細はコチラ

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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