臨床試験データベース
1年前
全身治療歴のない局所進行転移性または切除不能な肝細胞癌患者において、 アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法の効果を、 ソラフェニブ単剤投与を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験IMbrave150の結果より、 全生存期間 (OS) と無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
全身治療歴のない局所進行性の転移性または切除不能な肝細胞癌患者
501例を以下の2群に1:1で割り付けた。
主要評価項目:OS、 PFS
副次評価項目:奏効率 (ORR) 、 奏効期間、 安全性、 患者報告アウトカム*
両群間で同様であった。
HR 0.66 (95%CI 0.52-0.85)、 p<0.001
HR 0.65 (95%CI 0.53-0.81)、 p<0.001
p<0.001
HR 0.63 (95%CI 0.46-0.85)
治療関連AE (グレード3-4、グレード5 ) の発現率
全身治療歴のない局所進行性の転移性または切除不能な肝細胞癌患者において、 アテゾリズマブ+ベバシズマブの併用療法が、 ソラフェニブに比べてOSとPFSを有意に延長することが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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