【ESMO Open】子宮頸癌CRT、 3週毎シスプラチンは毎週と同等・毒性軽減
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海外ジャーナルクラブ

27日前

【ESMO Open】子宮頸癌CRT、 3週毎シスプラチンは毎週と同等・毒性軽減

【ESMO Open】子宮頸癌CRT、 3週毎シスプラチンは毎週と同等・毒性軽減
Ryuらは、 局所進行子宮頸癌に対するシスプラチン(CDDP) ベースの化学放射線療法における、 CDDP 3週毎75mg/m²投与の毎週40mg/m²投与に対する優越性を第Ⅲ相無作為化比較試験 (TACO) にて検証した。 その結果、 3年無再発生存率は、 3週毎投与群で84.1%、 毎週投与群で78.7%であり、 両群間で有意差は認められなかった。 ただし、 3週毎投与群は血液学的毒性が少なくQOLもより良好であった。 試験結果はESMO Open誌に発表された。 

📘原著論文

A randomized phase III clinical trial of weekly versus tri-weekly cisplatin-based chemoradiotherapy for locally advanced cervical cancer: results of the TACO (GCIG/KGOG 1027/THAI 2012) study. ESMO Open. 2026 Mar 10;11(4):106102. Online ahead of print. PMID: 41812622

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本研究ではweeklyとtri-weeklyのCDDP投与で生存差は認められませんでしたが、 CDDP濃度と生存の関係は依然不明であり、 さらなる研究が必要です。

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CDDP+放射線治療

背景

化学放射線療法のCDDP至適投与法に議論あり

局所進行子宮頸癌への標準治療はCDDPベースの化学放射線療法であるが、 CDDPの最適な用量および投与スケジュールについては議論がある。 本研究では、 局所進行子宮頸癌患者において、 CDDPベースの放射線療法施行中のCDDP の毎週40mg/m²投与と3週毎75mg/m²投与の臨床転帰を比較した。

研究デザイン

毎週40mg/m²×6サイクル vs 3週毎75mg/m²×3サイクル

同試験では、 対象のⅡB-ⅣA期の子宮頸癌患者314例が、 CDDP毎週投与群 (毎週40mg/m²×6サイクル) と3週毎投与群 (3週毎75mg/m²×3サイクル) に1 : 1で無作為に割り付けられ、 両群いずれも放射線療法が併用された。

主要評価項目は優越性デザインに基づく3年無再発生存率とし、 有意水準をp<0.05とした。 全生存期間、 毒性プロファイル、 QOLも解析した。

結果

3年無再発生存率に有意差なし

CDDPの毎週投与群では、 化学療法の遅延がより高頻度に認められた (p=0.008)一方で、 3年無再発生存率に両群間で有意差はなかった。

3年無再発生存率

  • 毎週投与群 : 78.7%
  • 3週毎投与群 : 84.1%
  HR 0.71 (95%CI 0.39-1.32、 p=0.28) 

再発パターンにも有意差はなかった。

3週毎投与群では、 グレード3/4の血液学的毒性がより低頻度 (p<0.001)、 かつ、 QOLスコアもより良好であった。

結論

3週毎CDDP投与は実行可能代替法

著者らは、 「CDDPの3週毎投与について、 毎週投与に対する優越性は示されなかったが、 3週毎投与レジメンはより良好な毒性プロファイルとQOL改善を示した。 これらの結果から、 CDDP3週毎投与は実行可能な代替法であることが示唆された」 と報告している。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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