海外ジャーナルクラブ
5ヶ月前

Horváthらは、 健康保険データベースを用いて、 実臨床におけるエンザルタミドとアビラテロンの全生存期間 (OS) を比較した。 その結果、 1次治療と2次治療のいずれにおいても、エンザルタミド投与群ではアビラテロン投与群に比べOSが延長されていたことが示された。 試験結果はProstate誌に発表された。
保険診療データベース研究のため、 患者レベルのデータや臨床病理学的因子が利用できなかった一方で、 NHIFA データベースが国全体を対象としていることから結果を一般集団に適用可能な強みがあります。
mCRPCの1次治療、 タラゾパリブ+エンザルタミドでOS延長 : TALAPRO-2最終解析
mCRPC、 二重特異性抗体pasritamigの安全性をP1で確認
エンザルタミドとアビラテロンは適応が重複するが、 転移性去勢抵抗性前立腺癌 (mCRPC) における両剤の全生存期間 (OS) を比較した臨床試験は存在しない。
2013年~23年のハンガリーにおける全国規模の健康保険データベースを用いて、 エンザルタミドとアビラテロンのOSを比較した。
1次治療 (2,215例) または2次治療 (1,282例) において、 エンザルタミドまたはアビラテロンを投与された患者3,497例を特定した (両薬剤を連続して使用した患者 : 66例)。
エンザルタミド投与群では、 1次治療 (HR 0.84、 95%CI 0.74–0.96、 p=0.008)、 2次治療 (HR 0.88、 95%CI 0.78–0.99、 p=0.043) のいずれにおいても、 アビラテロン投与群よりもOSが長かった。
著者らは、 「本研究は健康保険レジストリに基づいており、 実臨床のmCRPC治療において、 エンザルタミドはOSの点でアビラテロンよりも有用であることを示唆する」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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