海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Orchardらは、 オーストラリア・米国における心血管疾患・認知症・障害のない70歳以上の地域在住高齢者1万9,114例を対象に、 低用量アスピリン (100mg/日) の癌発症および癌死亡リスクへの影響を、 プラセボ対照無作為化比較試験ASPREEとその観察延長研究ASPREE-XTによる長期追跡調査で中央値8.6年追跡し検討した。その結果、低用量アスピリンは全癌発症 (HR 0.98)、 および大腸癌発症 (HR 1.01) と関連せず、 一方で癌死亡は有意に増加した (HR 1.15)。 試験終了後の観察期間では両群間に差は認められず、 レガシー効果は示されなかった。
欧米ではアスピリンのみならず、 スタチン、 コルヒチンなどは万能薬と考えられていますが、 今回はnegative studyとなりました。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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