HOKUTO編集部
6ヶ月前
2024年4月5日~10日にアメリカ・サンディエゴで開催された米国癌研究協会(AACR 2024)の注目演題について、レポート記事を紹介いたします。
CD70を標的とする新たな同種CAR-T療法CTX130は、 進行性淡明細胞型腎細胞癌に対し有望かつ安全性も高く、 3年を超える完全奏効(CR)例も認められたことが、 多施設共同第Ⅰ相試験COBALT-RCCの結果から示された。 米・The University of Texas MD Anderson Cancer CenterのSamer A. Srour氏が発表した。 (詳細をみる)
Tumor proportion score(TPS)≧50%のPD-L1高発現の未治療進行非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者において、 抗EGFR抗体ネシツムマブ+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用療法の有効性および安全性を検証した第Ⅱ相単群試験K-TAIL-202の結果より、 同併用療法の高い奏効率 (ORR) が示された。 昭和大学腫瘍内科准教授の堀池篤氏が発表した。 (詳細をみる)
未治療で切除不能な局所進行または転移を有する進行胃癌/食道胃接合部 (G/GEJ) 腺癌患者の1次治療において、 PD-1とCTLA-4に対する二重特異性抗体cadonilimab+オキサリプラチン+カペシタビン (XELOX療法)の併用療法の効果を、 プラセボ+XELOXを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験COMPASSION-15の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) と全生存期間(OS)を有意に延長させることが示された。 中国・Beijing Cancer HospitalのJiafu Ji氏が発表した。 (詳細をみる)
生殖細胞系列BRCA (gBRCA) 遺伝子変異を有する早期乳癌患者において、 術前化学療法に対するPARP阻害薬オラパリブの上乗せ効果を検証した第Ⅱ/Ⅲ相無作為化比較試験PARTNERの結果より、 カルボプラチン+パクリタキセルから48時間空けてオラパリブを投与する方法が、 全生存期間 (OS) を有意に改善させることが示された。 英・University of CambridgeのJean Abraham氏が発表した。 (詳細をみる)
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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