【新小文字病院】「断らない救急」 で積極性磨く
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インタビュー

2ヶ月前

【新小文字病院】「断らない救急」 で積極性磨く

【新小文字病院】「断らない救急」 で積極性磨く
新小文字病院 (福岡県北九州市) は、 地域医療の要として 「断らない救急」 を掲げています。 研修での不安はなかったのか。 整形外科専攻医の中野倫太朗先生に聞きました。 
※注) 取材当時 (2024年2月⁾、 中野先生は初期研修医 (2年次) 。 肩書きや内容は、 現在とは異なる場合があります。

研修の特徴

手術は年2,600件、 しっかり手技を学べる環境

――新小文字病院を初期研修先に決めた理由は

「部活動の先輩が新小文字病院で働いており、 病院見学をしたのがきっかけです。 学生時代は外科、 特に整形外科や消化器外科に興味を持っていたので、 しっかり手技を学べる研修体制が理想的だと感じました」

「病院全体の雰囲気も決め手の一つです。 当院は年間の手術件数約2,600件、 入院患者数6,000人で、 どの診療科も忙しいです。 業務で忙しく駆け回るなかでもコミュニケーションをおろそかにしない点、 横の連携がしっかりしている点が魅力的でした」

【新小文字病院】「断らない救急」 で積極性磨く
指導を受けている様子

内視鏡、 CAG…何でも経験できる

――入職後の率直な印象は

「本当に何でも経験でき、 研修の満足度はとても高いです。 消化器外科では上下部消化管の内視鏡操作、 上部の止血術、 下部のEMR (内視鏡的粘膜切除術) を経験できました。 CAG (冠動脈造営検査) を担当する機会もあり、 『希望者には可能な限りチャンスを与えてチャレンジさせる環境が整っている』と日々感じています」

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手術室にて

――研修全体で印象的だったことは

「高齢患者さんのファーストタッチから看取りまで対応したことです。 自宅での転倒による大腿骨転子部骨折で救急搬送され、 まず緊急手術と術後管理を担当しました。 手術自体は成功したものの、 食生活と栄養状態に問題があり、 胃潰瘍も併発しどんどん体調が悪化してしまい……。 最終的には敗血症でそのまま病院で看取りをしました」

「残念な結果でしたが、 栄養の重要性や感染症の怖さを学びました。 ご家族へのDNAR (蘇生処置拒否) の案内もしました。 できることの幅が着実に広がっているとは感じています」

「断らない救急」 の実践

鳴り止まないサイレン、 衝撃的なイベントも

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救急外来での研修の様子

―― 「断らない救急」 は実際のところ大変か

「周辺の医療機関で取れなかった救急車を受け入れているので、 サイレンが鳴り止むことはないです。 搬送患者さんの傷病への対応はもちろん、 どういう人が救急車を呼んでいるのか、 救急外来がどのように動いているのかなど、 全方位的にアンテナを張ることが重要だと感じています」

――救急外来で印象に残っているエピソードを

「いわゆるゴミ屋敷で生活していた女性が救急搬送されてきた時のことです、 若いにも関わらずガリガリに痩せ、 体にウジがわいている状態でした。 『はだしのゲン』のような話が現実にも起こるんだとショックでした」

「救急医療の現場ではテレビドラマのようなことはめったに起きませんが、 時として別の次元で衝撃的なイベントが発生します。 患者さんやご家族にそれぞれの人生があることを、 救急外来では再認識しました」

病院の雰囲気

同期とのつながりもしっかり

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談笑する研修医の先生方

――病院の雰囲気は

「看護師さんと関わる機会が多く、 外来・病棟・救急など各方面でよく相談に乗ってもらっています。 例えば、 放射線科での研修スケジュールや業務内容を具体的に尋ねたり、 以前の研修医のやり方を教えてもらったり……本当に心強い存在です」

「横のつながりもしっかりしています。 日中は診療業務などでバタバタしますが、 研修医室に戻ったら雑談したり、 指導医の先生について情報交換したりしています」

――医学生にメッセージを

「初期臨床研修では、 診療に関する知識と技術を体得することに注目しがちですが、 公衆衛生の知識が問われる場面も意外と多いです。 患者さんの退院や転院先を決めるのに際して医療制度や社会制度に対する知識と理解が必要とされるからです。 公衆衛生は、 学生時代はとっつきにくい領域と思われがちですが、 時間があるうちにしっかり学びなおすことをおすすめします」

「新小文字病院は、 1年次は基本研修科目を中心に外科系選択により救急に強くなり、 2年次は選択科目で3年次以降を意識した行動をできる研修プログラムを用意しています。 たとえ研修医でも希望すれば大体のことは経験するチャンスを与えてくれる病院です。 医師のキャリアをレールにたとえるなら、 この病院はレールの外側のことも経験させてもらえる環境が整っていると思います」

先生のプロフィール

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こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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