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1日前

Dezzaらは、 第3世代セファロスポリン耐性腸内細菌目細菌 (third-generation cephalosporin-resistant Enterobacterales : 3GCR-E) による菌血症の標的治療において、 カルバペネム系抗菌薬に対する狭域スペクトラムβラクタム系抗菌薬であるtemocillinの非劣性を第Ⅲ相非盲検非劣性無作為化比較試験ASTARTÉで検証した。 その結果、 臨床的治癒が得られ、 再発することなく28日目まで生存するなどの臨床的成功の基準を満たした患者の割合はtemocillin群で74%、 カルバペネム系抗菌薬群で73%であり、 群間差は0.3%㌽で非劣性マージンを満たした。 試験結果はLancet誌に発表された。
ICU入室の情報は収集されていませんが、 SOFAスコア中央値は2点であり、 SEPSIS-3基準では少なくとも50%の患者が敗血症に該当したと考えられます。
【Clin Infect Dis】緑膿菌菌血症の抗菌薬投与期間、 7日と14日で死亡率に差なし
3GCR-Eの治療では、 カルバペネム系抗菌薬がもたらす選択圧を下げるため、 同薬に代わる治療選択肢が必要とされている。 temocillinは狭域スペクトルのβ-ラクタム薬でありながら、 これまで十分に活用されてこなかった薬剤である。 本試験は、 3GCR-Eによる菌血症の標的治療において、 カルバペネム系抗菌薬に対するtemocillinの非劣性を検証する目的で実施された。
本試験は、 スペインの29施設で実施された多施設共同・第Ⅲ相・非盲検の非劣性無作為化比較試験である。 対象は18歳以上でメロペネムとtemocillinの両剤に感受性を示す、 3GCR-Eの単一菌による菌血症を有し、有効な静注抗菌薬による4日間以上の治療が必要と判断された患者とした。 登録期間は2020年12月15日~2024年11月29日であった。
適格基準を満たした334例のうち328例をmodified intention-to-treat (mITT) 解析に組み入れた。
患者は以下の2群に1:1で無作為化され、 それ以前に投与されていた有効な抗菌薬および感染源によって層別化した*。
主要評価項目は28日時点の臨床的成功**で、 試験薬が1回以上投与された患者 (mITT集団) で評価した。 有害事象もmITT集団で評価した。
mITT集団 (328例) における年齢中央値は72歳 (IQR 65-80)、 女性は106例 (32%)、 男性は222例 (68%)、 Charlson併存疾患指数の中央値は2 (IQR 0-4) であった。
主要評価項目である臨床的成功率は、 temocillin群で74%、 カルバペネム系抗菌薬群で73%であり、 群間差は0.3%㌽ (片側95%CIの下限-7.7%㌽, 非劣性p=0.017) で非劣性マージン (10%㌽) を満たし、 temocillinの非劣性が示された。 欠測データは報告されなかった。
重篤な有害事象の発現率はtemocillin群で19%、 カルバペネム系抗菌薬群で24%であった。
著者らは、 「この結果は、 3GCR-Eによる菌血症の患者において、 temocillinがカルバペネム系抗菌薬に代わる有効かつ安全な治療選択肢となり得ることを支持するものである」 と述べている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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