海外ジャーナルクラブ
3年前

Duelandらは、 大腸癌肝転移に対する肝移植の複数の臨床試験の参加者を対象に、 肝移植後の長期生存の予測因子を前向き非無作為化対照コホート研究で検討。 その結果、 全生存期間 (OS) に対する複数の負の予測因子が特定された。 本研究はJAMA Surg誌において発表された。
3つの前向き試験に参加した患者の長期アウトカムの追跡調査です。 よく大学病院で教授から論文を書きなさいと言われて何かチャートレビューをすると単施設で60症例ほど集めることがあります。 そのような場合にどのような論文を書き上げるか悩みますがその参考になる研究です。
肝転移を有する大腸癌に対する肝移植は、 OSが不良なため1990年代に断念された。 しかし、 2006年以降、 切除不能な大腸癌肝転移に対する肝移植が、 さまざまな前向き試験によって再検討されている。
オスロ大学病院で2006~20年に行われた大腸癌肝転移に対する肝移植に関する複数の臨床試験者の参加者:61例
肝移植
無病生存期間 (DFS)、 OS、 再発後の生存期間
Oslo score 0またはFong Clinical Risk Score 1の場合の10年生存率はそれぞれ88.9%および80.0%であった。
肝転移が肝臓のみで、 移植前の予後スコアが良好な患者を選択すると、 通常の肝移植の適応に匹敵する長期生存が見込める可能性が示唆された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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